新宿三丁目の雑遊にてティーファクトリーの『路上７ インパーフェクト・デイズ』観劇。最高！すごく2024年！
舞台は新宿の今も落書きがされる公衆トイレ。シルバーではなくゴールド人材清掃員の村上さん（小林勝也さん）のPERFECT DAYS！６畳ではなく８畳のアパートに住み、昼間はカセットテープのウォークマンで好きな歌手の歌を流しながら丁寧にトイレを掃除する日々、夜は本を読んで暮らしている。年金は貰っていない…実は貰っている村上さん。
路上６で落語家になった田宮（千葉哲也さん）はホスト見習いになっていて、かなり年下の先輩ホスト保州人（佐織迅さん）に怒られてばかりいるけれど、多分熟女のお客様にモテる！（千葉さんって色気あって😍しかもカワイイよね？なんでかわからないけれどカワイイ）
占部房子さんが17歳のトー横家出少女だったり、山本亨さんの２丁目感も必見です！
公衆トイレの落書きがなくなったのはTwitter（今はXという、セリフもあり）に書くようになったから〜というセリフに妙に納得。SNSは便利だけど人を傷つける武器になるもの。公衆トイレの落書きでは人は死なない。バンクシーですもん。
上演時間約55分、超おすすめです！
ほんと、小林勝也さんが81歳だとは… びっくりです。村上さんの世間や人が何と言おうと自分を丁寧に生きているダンディさ。路上10まで観ますからね！
🚻STORY 「2024年夏、パンデミックをひらひらと生き延びた村上（小林勝也）と相棒・田宮（千葉哲也）は、今日も新宿の根無し草として彷徨っている。
雇用されたのか何かに触発されたのか不明ながら清掃中の個室でふんばっていた田宮と遭遇。彼は50を過ぎて人生100年時代を見据えホスト見習いになってみたという。田宮を指導する、トップになれない20代の先輩ホスト（佐織迅）は、トー横の少女ハイジ（占部房子）、四度目の結婚中の太客マダム（大沼百合子）らに支えられモラトリアムしている。ホストを追って上京、女装してホストクラブの客として潜入する洋一（山本亨）とは何者か。
新しい日常の中で、大真面目に無為を模索する人々。
そして今日も、
ままならない人生。
ままならない路上。」
作・演出：川村 毅
出演：小林勝也 / 占部房子 / 千葉哲也 / 大沼百合子 / 佐織迅 / 山本亨
照明：大野道乃 音響：原島正治 衣裳：伊藤かよみ 演出助手・舞台監督：小松主税 美術：三月一
路上シリーズの中でこの７がいちばんおもしろかった。というか毎回面白さが増していってる！
路上８でセシル（占部さん）が新宿に戻って来ますように🙏
📍T Crossroad 短編戯曲祭『路上６―そして私たちは生きている』★★★★★
📍T Factory「東京/NY往復書簡 第三章『わたしは黄金の破片の上を往く I Walk on Golden Splinters』」★★★★★
📍公開リーディング： 第一章「On The Street / 路上にて」が最初かな？T Factory『東京／ニューヨーク往復書簡 ● 第二章「森にて」』★★★★★
🍡追分だんごで宇治金時でも、と思ったら大行列だったので諦めました。
開演前、久しぶりにお会いした松岡和子先生に、成河くんの「ミュージカル ライオン」のイベントに行ったことを話して強くおすすめ。先日の「点と線」のお話もできて嬉しかった〜。年末のお忙しい時期だけど観に行っていただけたら嬉しい！
【8月12日追記】
🚽路上7🚽 https://x.com/tfactory1959/status/1822942955084369938?s=46
ハイジ コスプレ占部さん https://x.com/near_fusako/status/1822942123572015287?s=46
可能なら5作まで続けようと勝也さんと言ってきた「路上」シリーズが、なんと７作目までやってきた。こうなったら10までやるつもり。ここまでやれてきたのも、この街・新宿のおかげ。 ああ、今宵も未開の魂が煮えたぎる! おれたちゃ自由だ! あなたも自由だ！ 川村毅 
