サイモン・スティーヴンス ダブルビル「ポルノグラフィ PORNOGRAPHY / レイジ RAGE
ヒントは“規制線”、「ポルノグラフィ / レイジ」に向け桐山知也・亀田佳明・saraが語る(ステージナタリー)
🐢亀ちゃん「かつて「ポルノグラフィ」を観たことや台本を読んだことがあると言い「そのときは、作品の構造が印象的だなと感じましたが、今回改めて台本を読んでみたら、オリンピック開催地決定の歓喜と、テロの悲劇の間にいる人間たちの様子や生活感が詳細に描かれていて、作品から受ける印象が変わりました」と話す。また「レイジ」については「今回初めて作品に触れて、ストーリーや登場人物のエピソードに寄りかかることができない作品だなと。なので観てくださる方の想像力を拝借する作品になるのではと思いますが、ところどころに差し込まれる、作家の閃光のようなメッセージがすごく詩的で、強烈な印象を残すのではないかと感じています」と。」
🐢桐山さんについて「これまで桐山さんとお仕事されたことがある人たちから、桐山さんは対話しながら稽古場で作り上げていく方だと聞いていて。今回もいろいろ相談しながら作ることができそうだなと、楽しみにしています」
「「ポルノグラフィ」と「レイジ」はまったく別の作品のため、俳優たちは2作でそれぞれまったく別の役を演じる。しかしsaraは、「全然別の作品、別のキャラクターなのに、それぞれがそれぞれの役を背負っているように感じてしまう」と言い、亀田も「確かにお客さんは2作品の役につながりを求めながら見ると思いますね」とうなずく。さらに亀田は「この作品は遠い別の国の話ということではなく、日本でも同じような状況は起こり得るし、“(事件や事故の)当事者”になる可能性は常にあります。なので、どちらの作品、どちらの役にもそういった思いを持って臨まないといけないのかなと思っています」と話した。」
桐山さんは亀ちゃんのことを「 百戦錬磨の俳優さんですから、ぜひその経験を分けてもらいたいなと。」と。