面白かった。驚かされた。とても難しいんだけど、とても強くて純粋なものを心にもらってきた。北澤秀人さんの演出はやっぱり好きだった。ほさかようさんの戯曲も好き。
ああいう舞台セットになっているとは・・びっくり。役者さんたち、大変だと思う。この坂口安吾の世界、身も心もくたくたになりそう。そのキャストのみなさまが皆素晴らしくて・・しかもあの狭い箱の中の、目の前で繰り広げられるピュアで、そして密度の濃い世界に圧倒されてしまった。
戦争のなかでひたむきに生きている仕立て屋、少尉、家鴨、煙草屋、 サヨの母親のほうが人間らしく美しく目に映る・・ 空襲警報を怖がるサヨの顔を見た伊沢の絶望・・
私も受け止めるのに必死で・・観終わって疲労してた。なんかね・・心地よく疲労してる。
衣装もよかったなぁ〜。楽しめた! 髭も!
帰りに渋谷で下車して原作を買ってきた。あらすじしか知らなかったから・・もう1回観る前に読んでおこうと、明日まで待てず夜の渋谷、BOOK1stへ・・。
あっ・・数分前まで伊沢だった西地修哉くんともお話できた〜('-'*) 緊張しちゃったけど。
『走れメロス』のDVD売っているかな〜と思ったんだけど、なかった。残念。