ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『チェーホフ?! 哀しいテーマに関する滑稽な論考』★★★★ 

 
とても美しい舞台でした。狭い劇場にオケピがあり生演奏。入ってすぐ人形劇が始まるような美術セットにワクワク。
どういうストーリーなのかはタイトルの通り「チェーホフ?」「!」「?」でしたが、心地よい音楽が流れる美術館でじっくり絵画を楽しんでいるような贅沢な世界でした。その絵画が生きているんですから!!うまく伝えられませんが・・魅せられました。魔女とか好きですし〜ファンタジックです〜。少年はね・・アルケミストのサンチャゴのイメージ。ああ、こういうアートのような演劇もいいな!という感じ。あの生きている美しい絵画のなかに自分もいたような錯覚・・:*:・( ̄∀ ̄)・:*: 思い出せば、イマジネーションの世界にどっぷり入れます。(ちょっとバリー・リンドンを思い出しました)
チェーホフは蜷川さん演出の『かもめ』と『三人姉妹』しか観ていないのですが・・この舞台がチェーホフの奥のほうにあるイメージなのかと思ったら、他の作品も観たいな〜と思いました。
このチェーホフ?!は、各シーンに『曠野』『簡約人体解剖学』『黒衣の僧』『第六病棟』『かもめ』『グーセフ』を参照しているとのこと。 あはっ、かもめしか知らない。なので私はチェーホフではなく、上っ面しか楽しんでいないんだと思いますが・・。でも・・五感が刺激されゾクゾク、面白かったです。
  あの・・可愛らしい少年は誰かしら? マメ山田さん演じる少年ではなく本物の少年・・。

『長編こそが小説であるという風潮のあった19世紀末、第一線で短編小説を発表しつづけ、ロシア文学界に革命を起こしたといえる劇作家、アントン・チェーホフ。その生誕150 周年を記念して東京芸術劇場が1年5ヶ月にも及ぶ改修直前の締めくくりにお届けするのは、近年、国内にとどまらず世界各国に活躍の場を広げる演出家タニノクロウチェーホフとの一見意外な組み合わせ。現実世界と人間が思い描く妄想世界を舞台上に同時に成立させるタニノクロウ独自の演出方法は観る者に衝撃を与え続け、「他に類を見ない存在」として急速に評価が高まっています。タニノワールドの深みが最奥部に達すること必至の期待作』http://www.niwagekidan.org/next/index.html