下北沢シアター７１１へ、西地修哉くんとほりすみこさんが出演している舞台を観に行きました。
すごーーーく面白かった！！！私の好きなタイプど真ん中のお芝居でした。女性たちに共感。ひさしぶりに面倒な恋愛したくなった（笑） 「面倒な」をうまく説明できないけれどね。
ただ・・いくら女たちが必死になってもハッチ（蜂須賀圭一＠修哉くん）のなかは空洞で、その大きな穴は誰にも埋められないんですよね（埋められるのは家族だったと思うけれど）。←（私は自分に気がないとわかった時点で降りますが 笑）幸せになりたいなんてこと思いもしないで生きているような圭一を、誰も幸せにしてあげられなかったことが悲しかった・・。
何も用事が無くても電話していいのが親子だってことを知らずに育ってしまったから。
とにかくね、女性たちはみんな自分の都合しか頭にない。「アレ」をどうするか？誰もアレが誰だかわかっていないアレのまま、アレをどうするかの話で盛り上がる（どんどんブラックになっていきます）。大好きな圭一のことも結局自分の都合なところが可笑しくてしかたない。当事者になったら、私も自分の都合が最優先しちゃうかもなぁ〜 なんてね。
『そこにうつるのは 私のような私 ゆがんだ鏡は割れたがっている
こんなにも あなたを見つめている あなたが消えてなくなるほどに』
有り余る愛情のぶつけ度頃がわからないような、第三者から見ると歪んだ人たちのシリアスで重い愛情そして家族のお話なんだけれど、ブラックなサスペンス・コメディタッチな仕上がりで笑いどころ満載。洗練されていて海外もののような・・大人のお芝居でした。女性たちが可愛くて哀しくて可笑して、たくさん笑ったし、凄く面白かった。だからラストは思いきり悲しくなった。鏡を使った演出にドキドキ。音楽もよかったなー。出来ればもう一回観たかったーー。明日が千秋楽ですよ。もう少し長期でやってほしかったーーー。http://www.kureneri.com/
強いて言うならば『こんなにも』のフライヤーのデザインがちょっと…（−＿−）修哉くんが出ることを知らなかったら持ち帰らないかも・・。ごめんなさい。イラストの女の子がいらないなぁ・・(-_-) ←ごめんなさい。だから、そういう人が他にもいるかも。 こんなにも面白く素敵な作品なのによ！知らない人多そうよ！ 私もチーク入れてもらいたいのによ！
５月の薔薇のような色のチークを私にも（笑）。そう修哉くんはメークアップアーティストの役だったのです。家庭の愛情に飢えていたためか歪んでいるのですが、ちょっと影がある男の子って魅力あるんですよねぇ。
（修哉くんは今回みたいに前髪がない（長い）ほうがステキーーー。もっと見ていたかったなぁーーーーーー。でも、あと１週間お稽古の時間が欲しかったって言っていました。やり残りしたことがありそうです。）なので再演希望！私ももう１回観たいので。
脚本：大岩真理 演出：若月理代、大岩真理
追記：大岩真理さんはいつも入口のチラシの前にいらしたらしい・・名札でもつけていてくだされば・・・。http://ameblo.jp/totorova/
