いつも地下から行くのですが、ちょっと外へ。
今日もお茶漬け。いつも明太子だから梅で。
芸劇プレイハウスで観て来たよ。
はじまりは7月。http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20120710/1341891538
INBAL PINTO & AVSHALOM POLLAK DANCE COMPANYのHPの画像にときめく。
そして『100万回生きたねこ』の製作発表にも行ってきた! http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20120814/1344951806
そこで彼らのスケッチを見て、ぜったいに何回も観たくなるって確信。早く取りすぎたので席が前すぎたけれど・・こればかりは幕が開くまでわからないもんね。今日はC列。ちょっぴりストレス席(笑)←だってA、B列より低いんだもの。
一幕、そのねこは生き返るたびに舞台全面の額縁の下のところからひょうひょうと出てくるのですが(死んでしまったときどろぼうさんにお魚をもらったので魚の骨が歯にはさまっていたり、船乗りのねこだったあとは耳にお水が入っているのをトントンしたり・・アコーディニストのFISHMANまでいる楽団にちょっかい出したり・・ボイスパーカッションでパーカッションさんのカスタネットに挑んだり)でも・・そのトラねこちゃんがいつも悲しい顔しているのよ(;_;)もぉ。だってまたひとりぼっちだから。
今日も一幕最後の森山未來くん演じるトラねこちゃんの歌からポロポロ(;_;)よ。女の子(ひかりちゃん)がトラねこちゃんにみんな泣いていたよと伝えてもどこ吹く風で「これからは誰のねこにもならないよ」とクールに去っていく姿とかもう・・(;_;)「♪また繰り返す」の最後の女の子のバタバタする動きも可愛かった〜。
一幕の舞台美術がすごく好き。壁に映り込む影までもファンタジック(遠くの影が前にあったり、大きくなったり小さくなったり)。
二幕、誰のねこでもなくなったトラねこの顔つきが不機嫌ではなくなっていました(一幕は下唇をとんがらせ斜に構えている感じ)。100万回も生きたのでめすねこさんたちからモテモテだから高飛車です。そこへ出てきたチャーミングな白ねこに一目惚れ・・トラねこに興味がないふりをしているような白ねこ。この白いねこ(ひかりちゃん)のしなやかさ美しさ爪を研ぐ姿の色っぽさ(笑)に私もほれぼれ。ほんとうにキレイで、二匹の出会いから最後までの情感たっぷりの美しい場面(ちかづき抱擁して手をとりダンスして会話して..)は、一生心に残ることになると思います。最後、野原にぽん・ぽんと可愛いピンクの花が開きました。
ふたりのことばかり書いていますが、脇を固める俳優さんたちやダンサーさんたちもとてもすばらしかったです。私は二幕のはじめ、小鳥のさえずりが聞こえる野原にテーブルとなった板の橋(のような?)で、ねこのダンサーさんたちとトラねこが踊るところがとても好き。