観劇前にホワイエ温泉街にてマッサージ。
とても楽しかった。家族のこと、大切な人のこと、生まれた土地のこと、失ったひとのこと。それらを忘れないこと。祝祭の歌が心に響く、数々の言葉が心に沁みる素敵な舞台です。日韓の素晴らしい俳優さんたちから放たれる強いパワーをもらってきました。
ラストの儀式の場面の、なんて美しいこと！真っ白な光となった二人の笑顔を私は忘れない。
そうそう・・この二人の出会いの場面、踊っていただけませんか？とはじめて手を繋いだとき、アユムがギターを弾き、ひばりがピアノを弾く場面、ラブラブちゅっちゅ〜っの場面が本当に初々しくて可愛いんですよね。
そして今日も、弟を失ったカケル（勝村政信）が真実を知り「俺のカジョクかえせよ」と泣き崩れる場面から最後まで涙ぽろぽろ・・
（メモ程度に最後のことだけ ↓ 笑）
温泉掘りの３人は「温泉が涌いたらみんな帰ってきてくれる」と言い、何かがあり（震災のよう）一文無しになってその町でリヤカーを引いていたさる（千葉哲也）とひよこ（ちそん）。最後に生まれ育った町に帰ったさるが言った「お帰り」。「ただいま」ではなく。あの町が留守していたんだと、あの町もひとも胸の中で生きているからと。面白半分でその島の写真を撮っているように見えたカメラマンのねこ（山中崇）は「10年後、100年後、誰の記憶に残っていないかもしれないこの町のひとのことを俺が写真に残す」と島に残る。
