『浦和レッズの山田暢久』という時代 愛するチームを去る男が流した涙の理由(島崎英純さん) http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/jleague/2013/columndtl/201312080007-spnavi
『「今回のように追いかける展開では俺の出番はないでしょ。たとえ大量失点を食らって、もう逆転の可能性が低い点差だと思われても、それを理由にミシャ(ペトロヴィッチ監督)が俺を出すと言ったら断るよ。『試合が終わるまでは勝つ可能性が残されているわけですから、俺じゃなくて攻撃的な選手、(山田)直輝たちを出してください』ってね。直輝だったら俺と同じ名字だからいいんじゃない? 関係ないか」身体は軋んでも、心は枯れない。試合終了までは全身全霊で勝利を目指す。』
「20年、浦和でプレーさせてもらい、ありがとうございました。皆さんとたくさんの歴史を刻めたことが僕の誇りです。レッズでプレーできたことは、(身体を)丈夫に生んでくれた両親のおかげです。そして、いつも支えてくれた家族、友人、チームの仲間、スタッフ、僕に携わってくれた人、そして良い時も悪い時も温かい声援を送ってくれたサポーターのおかげです。本当にありがとうございます。こういう形でチームを去るのは本当に悔しいし、もうこのユニホームを着られないのは本当に寂しいです。これから先のことは本当に今でも悩んでいます。ただ言えることは、僕は、浦和レッズが大好きです。20年間、本当に幸せでした。ありがとうございました」
挨拶なんていやだろうとみんな知っている。断れない暢久だとみんな知っている。予想外に(笑)真摯に挨拶をしてくれた暢久は、家族やサポーター、サッカーに誠実なんだ。