新宿三丁目の劇場のとき、ここでちょっとお腹に入れます。
SPACE雑遊へ。
舞台は高さ30センチくらいの丸い盆の上に食卓とテレビがあるだけ。盆といっても回りませんでした。ほとんど座ってしゃべっているのでサイド席最前列だった私の席からは表情はほぼ見えなかったです。それでもすごく楽しかった。
密室の会話劇。はじまって１時間くらいは夫婦の会話のみ。時間の経過はテレビの番組でわかりました。夫が妻の浮気を問い詰めているのに、その密室が息苦しくないのはテレビのせい？ それもあるけれど、とにかく夫の話す内容がラチ空かなくておもしろい。今後「摩周湖」と聞いたら平田さんの顔を思い出しちゃうと思う。
最初、夫（平田満／夫の名前忘れちゃった。ひろしだったっけ？）のみの場面は「アッコにおまかせ」で日曜のお昼だとわかります（番組内で半沢直樹ネタあり）。妻ともこ（井上加奈子）が戻り「笑点」が流れていることで夕方だとわかります。それが「ちびまる子ちゃん」になり、夫激怒の緊迫している重いシーンのはずなのに、会話が途切れたときに「ちびまる子ちゃん」のエンディング曲が明るく流れ、その音が大きくなったので爆笑しちゃった。
そして、平原テツさん演じる浮気相手（酷い性格の彼女がいる。この男もかなり酷いけれど）登場はダウンタウンの番組が流れていました。日曜の夜です。最後、また夫婦だけになってテレビは通販（これはショップチャンネル？）番組に。毎週同じ番組を見ているから習慣で消さないのか、視線がチラとテレビにいったり。
とにかく会話の機微が可笑しい。浮気しているひとが見たら背筋が凍るかもだけれど・・・。あと浮気相手がどうしようもない男でよかったって思ったよ。あれなら未練も残らないだろうし・・。（←若い男の子とつき合うのはやめようと思ったほど。つき合わないけれど 笑）それにしても・・「スノボ」と「半沢直樹みたいなあれ」にも爆笑しました。
帰りにテツさんにも聞いたけれど、あんなシチュエーションなのに見ている番組がＴＢＳ〜日テレ〜フジ〜日テレ〜最後はショップチャンネル？東京だったらＭＸ？とチャンネルを変えていたのは夫婦の習慣でなのか？その番組が全部同じチャンネルの地方なのか・・気になります。だって、あんなに怒っているのにテレビをつけっぱなし（消せ！と言わないの夫がまた可笑しい）しかも、チャンネルをいつも見る番組にセットするなんて！！ ああ、やっぱり男女の機微ってコントかも。
あと・・ やましいメールは読んだら消さないと（笑）ともこさん、真面目だからなぁ・・。
作・演出：三浦大輔。２年半ぶり書き下ろしだそうです。三浦大輔さんの劇団ポツドールの作品は観たことがないので、『ストリッパー物語（構成・演出）』以来。アル☆カンパニーは『罪』と『冬の旅』を観ていたので３作目。
ポストトークも楽しかった〜。あ、それもだけど、劇場で流れていた歌。３人が歌っているそうです。歌詞がおもしろかったと思う（いまはもう覚えていない・・）
そして今夜もさい芸の渡辺さんと遭遇（カリギュラのときはホワイエでお会いした）。「まさか今日は松岡センセいないだろうな〜」と思ったら・・・・いらっしゃいました。笑っちゃうくらい同じものを同じ時に観ています。ほぼ毎回お会いしているかも・・。松岡先生カリギュラを観るのは初日だとおっしゃっていたのでお会いしませんでしたが（笑）
