ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

CATプロデュース『CRIMES OF THE HEART/クライムズ・オブ・ザ・ハート ―心の罪―』★★★★★ 


シアタートラムへ。三軒茶屋からの通路で松岡和子先生にバッタリ。和子先生も近いうちに ↑ 観るとのこと。
 上演時間:約2時間45分(途中15分) G列通路側(横、通ります)

「『クライムズ・オブ・ザ・ハート −心の罪−』おもしろかった。とても丁寧な演出の上質な舞台。三姉妹がよく笑い、よく喋り、よく怒り(レニー🤣)、よく喧嘩し、よく泣き、よく食べる。そして過去の色々が露わになる。あの従姉妹の苛々だってしかたないと思う。ま、放っておけばいい(笑)→」
「なのに空席もったいない。このキャスト、このスタッフよ。美術も衣裳(レニーのワンピース着たい💚)も音楽も全部良かった。シアタートラムにしてはチケット代が少し高いけれど、何かひとつふたつ我慢してでも見た方が良いと思う。出来たら正面の席がいいかなぁ。#クライムズオブザハート」
と帰りの電車で感想Tweet
 
 
(1981年 ピューリッツァー賞 / ニューヨーク劇評家賞 受賞 1981〜1983年 ブロードウェイ上演作品)
作:ベス・ヘンリー 翻訳:浦辺千鶴 演出:小川絵梨子 企画:中嶋しゅう
美術:深瀬元喜 照明:原田保 音響:福澤浩之 衣裳:前田文子 ヘアメイク:鎌田直樹
 
出演:安田成美 / 那須佐代子 / 伊勢佳世 / 渚あき / 斉藤直樹 / 岡本健一
https://www.stagegate.jp/stagegate/performance/2017/lonely_hearts/index.html
http://c-true.net/works/all-works/3403/
 
本当に素晴らしいのでぜひ観てほしい!!会話から3人がそれぞれ悩みを抱えていて(三女の「悩み」はレベル5かしら?)ギリギリの状況にあることがわかるのだけれど、なんかわかる・・難しいことはできれば忘れたい・・。女には優先順位があるのだ(全女性ではない😆)。たくさん笑った〜。私の中ではパーフェクトな舞台です。これ、コメディでいいのよね?パンフレットは1200円とこれも少しお高いけれど・・・中身が濃いのでしょう。
 
中嶋しゅうさん、いましたね。(カーテンコールで皆さんが後ろを向いて、天に向けて投げキッス)
 
マグラス家三姉妹が主人公。私は一人っ子(母は三姉妹)なので、普段は姉妹ものだと、いまいちピンとこなかったりするんだけれど、この舞台はすごく共感出来る。面倒くさい親戚づきあいやボーイフレンドのことも。「女ってたくましいもの」という共感なのかな〜。
 
40歳の誕生日を自分で祝う(これには理由があった)長女レニーの那須さんは疲れている役なのに可愛さ炸裂!!次女メグの安田成美さんのああいう不良っぽい役は珍しいかも(私が知らなかっただけかも)。三女ベイブの伊勢佳世ちゃんの感情の機微の表現力。3人ともコロコロ変わるコメディエンヌっぷりです。ものすごく上手いから〜。もちろんキャスト全員が最高です。
 
≪あらすじ≫
長女の責任、次女の不安、三女の秘密。孤独な女たちが紡ぐ、可笑しくて愛おしい姉妹の絆。
上院議員の夫を拳銃で撃ち抜き、ベイブ・ボトレルは朝刊の一面を飾った――。ミシシッピ州南部の田舎町で、祖父母に引き取られて育ったマグラス家の三姉妹。長女・レニーは自分の誕生日にもかかわらず、従妹のチックとともに保釈された三女・ベイブの帰りをキッチンで待っている。そこへ一足先に駆けつけたのは、歌手になるため故郷を離れた次女のメグだった。数年ぶりの再会を果たす彼女たちのもとへ、メグの元恋人・ドクや、若手弁護士・バーネットも訪れるが、渦中のベイブは事件の真相を話そうとしない。そんな中、育ての親でもある祖父が危篤状態となり……。ときに感情を激しくぶつけ合い、ときに互いの生き方に共感しながら、それぞれの孤独を理解していく三姉妹。そしてレニーは、ある願いを込めながら、誕生日ケーキのロウソクの火を吹き消すのだった。
 
 読売新聞の夕刊に劇評(浅川貴道さん)←100%同感です!