なかなかディープな街、鴬谷の 旧平櫛田中邸アトリエへ。 なぜ石?
京都の劇団「悪い芝居」の山崎彬くんの一人芝居でした。当分東京で彬くんを観られないのかなぁ・・と思っていたところに届いたDM、2012年に大阪(境)で発表された幻の一人芝居が東京(谷中)で再演決定。というお知らせに飛びつきました。で、今日行ってきたんです。http://www.suna-no-ue.com/cn4/mikumari_2.html
旧平櫛田中邸 http://taireki.com/hirakushi/index.html
http://www.suna-no-ue.com/cn4/mikumari_2_special_player.html
四方八方から吹き荒れる獰猛なまでの雪風。
その白い渦の向こう側から響いてくるのは、ある一人の男の半生だった…。
父は撃ち、鹿は雪原を渡る。
子は育まれ、雪花は空を舞う。
目も眩むような白の中、
ゆらゆらと水ごしに見えてくる景色と、
ヒトのかたち。
心が揺さぶられました。冷たい床に座り、彬くんの目、体、大きな手、男らしい足元をずっと見つめていました。二人と一匹。父親。そこに何もないのに手のひらで掬った水が見えた。雪が水に変わる。長い時の流れも水の流れのごとく自然でした。
ど・ど・ど・ど・ど・ど・ど・・・ふたりがジープで出かけるところが好きだなぁ。二人が動いているのか世界の方が動いているのかわからなかった。一人が二人になった喜びがちりばめられている場面。
女に会いに行った東京での、都会での戸惑い。駅での描写。どれを切り取ってもすごかった。
おおおーーーい、おおおおおーーーい。という声で体の細胞が全部開いた。最後に男の目から音もなく落ちた涙は雪解けの水のようにとても綺麗でした。雪になった男。
帰りがけの玄関でチラッと見えた彬くんの人懐こい笑顔に癒された私。やっぱり可愛いな(笑)
ゆらゆら揺れる水面のような床。美術は加藤ちかさん。
写真だと舟が横になっちゃったけれど、上に今日のチケット(三角の)が乗っていました。宣伝美術は東學さん。台本を買ったので、読んでみます。
悪い芝居プロデュース
アンダーヘア vol.1『マボロシ兄妹』が青山円形劇場で。渡邊りょうくん出るね!!(いつ亮→りょうくんに?と思ったらTwitterのアカウントは前からそうだったらしい)http://waruishibai.jp/maboroshi/
と、悪い芝居『スーパーふぃクション』大阪は9月で東京は10月に赤坂 RED THEATER。http://waruishibai.jp/saishin.html
それと山崎彬くん作のラジオドラマがありますね。音楽:岡田太郎「春はこない」(全1回) NHK FM 5/10 22:00〜22:50(全1回) http://www.nhk.or.jp/audio/html_fm/fm2014015.html
旧平櫛田中邸そばのケーキ屋さん「パティシエ イナムラ ショウゾウ」、並んでいたので人気なのかな?と思い、入ったのですが食べられるケーキがほとんどなくて(シュークリームも生クリーム入りなんだもの)買ったのはブールドネージュというお菓子。
これはドトール。
いつか成河くんの一人芝居もこういう場所で観たいなーーー。