隣りの駅に住んでいる友人とつばめグリルでランチ、それから映画へ。
「2時間45分あったのに、主人公メイソンや姉サマンサ、ママ、元?パパ たちのその後も観たくて、終わってしまうのが寂しいと思う映画でした。ボンダイブルーのiMac!! が映ったときは、あのころの自分を思い出したりも。イーサンボークのパパぶりが好き。」と終わったあとにtweet。
リチャード・リンクレイター監督の優しいまなざしが感じられるいい映画でした。
オーディションで選ばれたエラー・コルトレーンが演じるメイソンが6歳から18歳になり、大学に進学して親元を離れるまで12年の成長の物語。メイソンだけでなく、その家族の物語(主要人物4人を同じ俳優が12年間演じている)であり、それとともにアメリカの事情もよくわかる映画でした。
『父母の離婚後、姉サマンサ(ローレライ・リンクレイター←監督のお嬢さん)とともに母親オリヴィア(パトリシア・アークエット)に引き取られ暮らすメイソンJr.(エラー・コルトレーン)は6才。ある日、オリヴィアは祖母が住むヒューストンに引っ越すと言い出す。仲のいい友人に何の別れも告げられずに旅立つことになってしまうメイソンJr.。ヒューストンに移ると母親は大学に通い、新たに何かに挑戦する様子。アラスカに旅に出ていた父親 メイソン・シニア(イーサン・ホーク)が戻り、彼らの引っ越し先に定期的にやってきて子供達をボーリングに連れて行ってくれたり楽しいひとときを過ごす。そんな折、大学に通っていたオリヴィアがウェルブロック教授(マルコ・ペレッラ)と付き合いはじめる。教授も離婚し、2人の子持ちである。やがて2人は再婚、それぞれの子供達と一緒の生活が始まるが…』
イーサン・ホーク演じるパパとパトリシア・アークエット演じるママの不仲のシーンから始まり、ママが子どもたちを連れてヒューストンへ子どもたちに有無を言わさず引っ越しったかと思ったら、1年後のシーンでは離婚していて、アラスカに働きに行っていた別居中のパパが帰ってきた・・子どもたちと楽しい時間を過ごしたけれど、やっぱりママと言い争いになりパパは出て行ってしまう。
イーサン・ホークのメイソン(エラーはメイソン・ジュニア)はよい夫になれなかったけれど(最初の結婚で)とっても良いパパでした。イーサンは年を重ねていってもけっこうなあいだ青年の雰囲気を残しかっこいい一方で、パトリシア・アークエットの演じるママの変化が生々しかったわ。離婚して子育てして、次の夫はアル中DV夫で、苦労が顔にも体にもにじみでていたのだから。
18才になったメイソンがイーサン・ホークに似ていて感動!
ちなみに私、イーサン・ホークの『ハムレット』がすごくすごーーく好きだったのです。ハムレットの公開が2000年で、そのあと2002年から毎年『Boyhood』を撮影していたのね〜。