久しぶりのシアター風姿花伝。大好きな劇場だけど昨年通った『ダウト 〜疑いについての寓話』、大晦日の『ローマ帝国の三島由紀夫』以来で、4月にオープンした大豪さんのコーヒースタンドにもやっと行けた〜って感じ。


今回の風姿花伝プロデュースは、マーシャ・ノーマン脚本の「おやすみ、お母さん」。母娘の役を実の母と娘である那須佐代子さんと那須凛ちゃんが演じるという贅沢な二人芝居。しかも翻訳・演出が小川絵梨子さんなのも楽しみでした。 濃厚な会話劇に圧倒されて泣いた後(アフタートークではたくさん笑ったけれど)寒空に放り出されて目白まで歩いたら目が痛くなるという…
この絵は…ジェシーの部屋の扉


お母さんのテルマのあるセリフで、『ハリー・ポッターと呪いの子』でハリーが「父さんの息子じゃなければよかったのに」という息子アルバスの言葉に売り言葉に買い言葉で発してしまった心にもない「お前が息子じゃなければいいと」を思い出してしまった場面が…その後の展開はまるで違うけれど。口走ってしまった時には遅いから…
舞台は母と娘が暮らしている家のリビング(食卓があるキッチンと繋がっている)。キャンディBOXに包紙ゴミ入れちゃう人だからココナッツケーキのココナッツをポロポロこぼしながらモグモグする演技から那須さん好き。
6個入りらしいそのケーキのまだ手をつけてない1個をジェシーったら掴んで捨てた?見間違い?冷蔵庫の上のいちばん奥に置いたのはママが食べすぎちゃうからかな🥲
ネタバレあります。
リビングの時計は8時15分だったかな?舞台はリアルに時間が進むのだけど、ジェシーがママに全てを終わらせると宣言した10時(夜)より早く部屋に入って鍵を閉めたから客席で「え、嘘でしょ⁉︎」となったわけで。復讐?の二文字が浮かんでしまった。娘に依存していただろうママが一人で生活していけるよう多分前々から計画してノートに書き込みながらサクサク事(最後の仕事のよう)を進めていくジェシーに迷いはない。
その残りの20分(だったかな?)で何かを変えられたかはわからないけれど。(アフタートークで時計はタイムリーな時刻に戻っていました。いつ直したのーー?)
原題は「’Night. Mother」なのね。Good nightではなく・・観てからだと、わかるわ。
ジェシーのてんかんが昔からだとか離婚していて息子が非行少年だとか、名前だけ出てくる登場人物(ママの知り合い)のこととか、立ったふたりの1時間半くらいの会話に多くのことが詰まっていて、どう思ったらいいのか・・。
なんかバラバラに書いてます。
つづく
脚本 マーシャ・ノーマン 翻訳・演出:小川絵梨子
出演:那須凜・那須佐代子
美術:小倉奈穂 照明:松本大介 音響:加藤 温 衣裳:前田文子 ヘアメイク:鎌田直樹 演出助手:渡邊千穂 舞台監督:梅畑千春 宣伝美術:チャーハン・ラモーン 絵画提供:佐和子 WEB:ブラン・ニュー・トーン(小林タクシー・阿波屋鮎美) 票券:北澤芙未子 制作:斎藤 努・加藤恵梨花・月館 森 プロデューサー:那須佐代子 企画・製作:合同会社 風姿花伝プロデュース
★那須凜と那須佐代子が“親子”役で競演、小川絵梨子演出「おやすみ、お母さん」開幕(舞台写真あり) https://natalie.mu/stage/news/509412
(1月24日読売新聞夕刊より)1983年度の米ピュリッツァー賞を受賞した作品らしい。
コーヒースタンド☕️☕️





コーヒー飲んでいたら舞台ハリポタのロン役で活躍中の隼太くんに会ったのでご挨拶。https://twitter.com/hayata_tateyama/status/1617798075715837953?s=46&t=KeU9C8XINuDx7sLI3kyIDw
ロングラン公演は精神的に大変だと思うけれどがんばってほしいと心から🙏。松田くんと手打くんもね。