日経夕刊に昨夜アトリエで観た文学座「リア王」劇評(河野孝さん)。『俳優、江守徹が演じるシェイクスピアの「リア王」は “一世一代” のリアであった。』『江守のリアは余計な力が抜け、セリフの一語一語を急がずゆっくりではあるが、しっかり意味を伝えようとする姿勢が痛ましくも訴える。』『道化の金内喜久夫、グロスター伯の坂口芳貞、ケント伯の外山誠二らベテランが江守を護るように周りを固め、アンサンブルを緊密に保つ。その結果、荒れ狂う孤高のリアが突出するのではなく、リアを支える人物たちが生気を帯びてくる。最後に末娘を抱いて登場するリアは、悲しみを超越して運命を受容する静謐(せいひつ)な老人の姿であった。』
読売夕刊は『プルートゥ PLUTO』劇評(冨野洋平さん)。『視覚的な面白さに圧倒された。文楽の人形遣いのように3人のダンサーで表現するロボットの動き、七つの台形を組み合わせて机や壁などに変化させていく美術セット、原作コミックのカットをプロジェクションマッピングで見せる上田大樹の映像などがそうだ。』『ただ、戯曲の構成には疑問が残った。アトム(森山未來)と共に真相を追うゲジヒトを中心に展開するが、全体的に大味な印象が否めない。』
読売夕刊の旬感は映画『FUJITA』。小栗庸平監督。藤田嗣治をオダギリジョー。『アメリ』も手がけたプロデューサー、クローディー・オサールも製作に参加。というのを知って観たくなりました。日仏で3ヵ月撮影したとか。岡本健一くんの『今宵かぎりは…』を思い出したよ・・。
読売夕刊に「岩井俊二のMOVIEラボ」の記事。8日初回を見て面白かったので続けて見ます。
14日は吉田鋼太郎さんのお誕生日だったと・・おめでとうございます。大ブレイク中の色気ある56歳バンザイ!