『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』の劇評(祐成秀樹さん)『十人以上の役がある戯曲を2人で演じる工夫が、面白い効果を上げた。ハムレットや国王、王妃らは浅野と石橋が演じた映像で、舞台上で生身の彼らと絡む。心の通わない映像との会話は、権力者とちっぽけな2人との距離を顕在化する。また、2人と濃密に語り合う旅役者の座長は黒子が動かす人形だ。いわば彼らは人形と同じ。意思を示さず操られる存在と思えるなど様々なイメージを喚起する。』『見るうち、切なさや情けなさが身につまされ、最後は死の重みに打ちのめされる。濃密な小空間ならではの効果もあるが、強い印象を残した俳優2人の力に敬服した。』
31日までのロングラン公演なので、私が観るのはまだまだ先。『モジョ ミキボー』が大好きだったので、このロズギルも楽しみ!
ギル(打ちひしがれて)「俺たちは遠くまで旅しすぎたのさ、はずみでここまで来てしまった。俺たちは、永遠に向ってぼんやり動いているだけだ。死刑の執行猶予の可能性もなければ、説明してもらえる見こみもない。」−T.ストッパード『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』
『不倫探偵〜最期の過ち』松尾スズキさん作・演出・主演。片桐はいりさんや二階堂ふみちゃんが出るので観たいと思っていたのにチケットを取り忘れ・・。当日券かな。
芸能舞台裏:テレ東のドラマ「三匹のおっさん」の演技事務担当の椛澤節子さん。『「北大路さんは収録の待ち時間でも椅子に座らない。立って待っている姿もりんとしており、美しい立ち居振る舞いがドラマによく出ている」と感心する。』