『悲情城市』からずっと大好きな侯孝賢（ホウ・シャオシェン）監督の８年ぶりの待望の新作、初日に観てきました。じっくり５年かけて仕上げたというのも納得の作品でした。スー・チーとチャン・チェンの共演にも気持ちが上がりましたし。
「侯孝賢監督の『黒衣の刺客』を新宿ピカデリーで。昨夜のマクベスもだけれど、一秒ごとに切り取っても美しい映像に心を持っていかれました。これを1800円で観せてもらえる私は最高に贅沢な時間を過ごしたなぁと思ったわ。もう一回観にいこう。」
「『黒衣の刺客』だけど、飲み物を飲むときの氷の音さえさせるのをためらうくらいピンとはりつめた空気の客席でした。だからか、何か食べている人がいた様子はなかったです。ポップコーンとか持っていても、きっと食べられないと思う。時間もちょうどいい。（1時間48分）侯孝賢監督、ありがとうございます。」
取り急ぎ、tweetしたものだけ載せておきます。
これからご覧になる方は、あらすじを読んでから行くことをおすすめします〜。
「風がざわめき、花がゆらめく。」「しんと静まりかえったようなスー・チーの表情から、沈潜する悲しみの大きさと、そんな運命を生きる人の凄みがつたわってくる」（日経の劇評：宇田川幸洋さん）
この映画の美しい風景は隠娘（スー・チー）の心を映したものかもしれない。
『9世紀、唐代の中国。13年前に誘拐された後、刺客として育てられた隠娘（スー・チー）が両親の元へ帰ってくる。その任務は、かつての許婚者であり、今は地方財政を牛耳る暴君となった田委安（チャン・チェン）を倒すことだった。だが任務中、窮地に追い込まれた彼女は、運良く日本人青年（妻夫木聡）に助けられる。その青年は、遣唐使船が難破して旅の途中にあるというのだが……。』（Movie Walker）
公式サイト http://kokui-movie.com
. 《刺客聶隱娘》正式預告 Trailer
米アカデミー賞外国語映画賞の台湾代表に選ばれたそうです。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150910-00000027-rcdc-asent
回想シーンで妻夫木聡の妻を演じた忽那汐里さんの場面は日本公開版「京都、奈良、滋賀、兵庫で撮影したシーンが追加された日本オリジナル・ディレクターズカット」だけなの？（私は忽那汐里さんのお顔を知らなかった・・と思ったら「家政婦のミタ」に出ていた女の子でした。）http://natalie.mu/eiga/news/152943
妻夫木くん、とてもよかった〜。 
