こまばアゴラ劇場にてOn7『その頬、熱線に焼かれ』観劇。さすが劇団チョコレートケーキの古川健さん作・日澤雄介演出。史実に基づいているし、７人の女優さんの熱演で、このタイトルが胸に刺さりました。アフタートークは、古川健さんとOn7全員、そして、ひとりアメリカの病院に残った（最後の場面からつづくので、ぐっときました）ヒロシマガールズのお一人でマミーと呼ばれていた笹森恵子（ささもりしげこ）さんの言葉に泣きました。いま83歳の笹森さんは、舞台を観て23歳にもどったとおっしゃっていました。悲惨さを語ったわけではないのですは、一言ひとことに重みがありました。
『その頬、熱線に焼かれ』、ちょっと長いかなと思ったのは劇場の椅子のせい？最後のほうおしりが痛くて最後の20分くらい、集中とぎれちゃった。奥の最後列の席はとても観やすかったけれど、片側しか出入りができなかったので、「トイレに」と言われても、出にくくて諦めました。そこをなんとか〜。
作：古川 健（劇団チョコレートケーキ） 演出：日澤雄介（劇団チョコレートケーキ）
出演：On7／小暮智美（青年座） 尾身美詞（青年座） 安藤 瞳（青年座） 渋谷はるか（文学座） 吉田久美（演劇集団円） 保 亜美（俳優座） 宮山知衣（テアトル・エコー放送映画部）
「『原爆乙女』。それは原爆に一度心を殺された女性たちだ。数千度に及ぶ熱戦は彼女たちの柔肌を焼き、消すことのできないケロイドという悪魔の爪痕をその顔にその体に刻み付けた。癒えることの無いケロイドは、うら若き彼女たちから笑顔を奪い去った。被爆から十年後、1955年。乙女たちは海を渡り、かつての敵国アメリカの地に降り立つ。最先端の医療でケロイドを治療する為、そして原爆に奪われた自分の人生を取り戻すために。
あの日、8月6日に己の顔を失った女性たちの、苦悩と逡巡と勇気の物語。」http://www.komaba-agora.com/play/1676
←舞台フライヤー、こんなにもらった〜。ゆっくり見ます。
