ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

オリジナルミュージカル「手紙」2回目★★★★★ 


素晴らしい舞台です。もう枚方公演以外全日程完売で当日券もないらしいので、おすすめしても観ていただけないのが残念です。
 今日は収録がありました。
 
初日以来2回目でした。すごく進化していました。「間」と「テンポ」がすごく良くなっていたと思う。そして、私は素人なのでどれくらいとかわからないけれど、ほんのすこしの「音響」や「照明」の変化も。初日は1幕と2幕の「トーン」が微妙に違っているように思えた(もちろん物語の流れで違いがある)けれど、その「トーン」が同じになった気がしました。藤田俊太郎くんはすごいよ。(俊太郎くんのミュージカルは、寺山修司&蜷川さんに影響されているのがわかります。音も。)
 
 初日後、あたらめて原作を読み直したら、まぁすごい。高橋知伽江さんの脚本も素晴らしいです。それを音と歌詞にした深沢桂子さん。セリフを言う人物の設定を少し変えていたり、原作では「読まない手紙」を読む場面があって、それがあることがこのミュージカルで大切な場面になっていたり。読むにあたって登場人物の顔がこのミュージカルのキャストで浮かびますし。もちろん脚色してあるのでまるで同じではないですが、初めて読んだ時よりもさらに深く心に落ちてきました。
 
今日は、A列(最前列)のセンターブロックでした(もうウルウル席ですよ)舞台とA列の高低差が全くなくて、手を伸ばせば、りょんくんや吉原さんに手が届く席・・。りょんくんの声は繊細だけど、安定していて最後まで力強い。吉原さんは優しく、苦しく、時に明るい(世間から遠い場所にいるので、直貴の苦しみに気づかず、愛しい相手からの手紙を待つようになっている時)。
初日は客席横の出入口から入ったのですが、今日はセットの間を抜けて客席へ。不思議な感覚です。向こうとこちら、その境界線がない。いつでも加害者になるし被害者にもなる、いつでも加害者の家族、被害者の家族になる。
 
直貴が初めて服役中の剛志の面会に行った場面。犯行現場で剛志が直貴の好物だと思い出した天津甘栗を、それは母さんの好物だったと言ったりょんくんの目からボロボロ流れた涙。その後直貴の身に降りかかってくる色々なことを思い、私ももらい泣き。
千秋楽も観るので、また書きます。
 りょんくんキーホルダー購入。 
 手紙ブレスレットも。

【おけぴ】ゲネプロレポート http://okepi.net/kangeki/812