ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

劇団民藝『二人だけの芝居 ―クレアとフェリース―』★★★★★ 

シアターウエストへ。
1時間45分(休憩15分)
C列。パンフレット600円の安さが嬉しくて購入。 
 
「ある劇団を率いる座付き作家兼俳優のフェリースと、スター女優の姉クレア。旅公演のさなか二人は劇団員たちから狂人と決めつけられ、辺鄙な劇場に置き去りにされる。残された彼らはやがて来るであろう観客のために、フェリース自身が書いた二人芝居を上演しようとする。稽古をやり始めた二人だが、虚実の境界は脆くも崩れて……。やがてリハーサルはのっぴきならない真実をあぶりだしていく。」

原題:THE TWO-CHARACTER PLAY 作:テネシー・ウィリアムズ 訳・演出:丹野郁弓
クレア 奈良岡朋子 フェリース 岡本健一(客演)
装置:島 次郎 照明:沢田祐二 衣裳:片野 光(share spirit) 効果:岩田直行 舞台監督:中島裕一郎
http://www.gekidanmingei.co.jp/performance/2016/futaridakenoshibai.html
  
美術(装置)と照明と衣裳、どれもスゴーーーーーク素敵でした。そして、何より姉クレアの奈良岡朋子さんと劇作家で弟のフェリース岡本健一くんがすごくよくて、大満足でした。父親もフェリースも精神病院に入ったことがあることが台詞でわかる。姉もどこか狂人に見える。日本初演ですって。本も読んでいなかったので初めてでしたが、面白かった〜。テネシー・ウィリアムズが書く姉と弟は『ガラスの動物園」より濃密(テネシー・ウィリアムズの姉ローズはロボトミー手術を受けていたんですよね)。
  
   「現実と妄想の交錯、継続と断絶の往還、恐怖と勇気」
 
「面白い(^O^)けんちゃんからお花 来てる。奈良岡さんが母に似てて、なんだかジワ〜っと来ちゃう(T ^ T)」と幕間にTweet。この15分の休憩への入り方の演出も面白かったなぁ。
この幕間に入る頃すでに現実と妄想の境目がなくなっていました。
 
「顔や声でなく痩せている体型が似てた。ひらひらのスカートやベスト(衣装だけど)も母好み。でも、奈良岡朋子さんの年齢を知り、びっくり。せりふは明瞭だし、身のこなしも軽やか。凄いなぁ。岡本くんと奈良岡さん、本当にカッコイイ!『二人だけの芝居』良かった!」
 
奈良岡朋子さん、86歳ですってーー。本当にびっくり。あんなに細い体で、手足の細さに胃のあたりがぎゅうとなる。奈良岡さんはお元気でバリバリの女優ですが、70歳で病気になり痩せていった母と体の細さがそっくりだったので・・。86歳の奈良岡さんが圧倒的な存在感で46歳の岡健と年齢差をそこまで感じなかったわ。
 浦井健治くんから。
http://www.engekihihyou.com/engekihihyou/「二人だけの芝居」-2016-04-04%E3%80%80/#more-462