ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『ロベール・ルパージュ「887」/Robert Lepage’s ‘887’ 』★★★★★ 

 お昼を食べてからプレイハウスへ。
 席はN列センター https://www.geigeki.jp/performance/theater120/
  
「芸劇プレイハウスにてルパージュの『ロベール・ルパージュ「887」』観劇。映像の仕掛けの素晴らしさはもちろんのこと、ストーリーも素晴らしかった。アナグラムを使っての場面転換もあり!」と帰りにTweet

 
『『887』は自伝的な色彩の濃い作品であり、いささか謎めいたタイトルは、彼が子ども時代を過ごしたアパートメントがケベック・シティのマレー通り887番地にあったことから来ている。ケベック・シティケベックの州都であるが(彼らは「首都」と呼ぶ)、ケベックでは1960年代からカナダからの分離独立を求めるナショナリズム運動が強まった。そのケベックの歴史がルパージュの半生に重ね合わせられる。』『“静かなる革命”や“十月危機”など、1960年代のケベックの政治やテロについて語られる本作。ルパージュは「今の世の中で起きている政治的緊張やテロと、意図的には結びつけることはしていません」と言う。「それをどう受け取るかは観客の自由です。しかし何かしら今の人に呼び起こすものがあると思います。例えばこの作品はスペインでも上演する予定ですが、そこではカタルニアの問題があり、すでに上演したイギリスでは、スコットランドの独立問題がありました。我々は何者なのか、国境とはなんなのかということは普遍的なテーマだと思います」と考えを明かした。』http://spice.eplus.jp/articles/53082
 
『ルパージュはタイトルの「887」について、「私が子供の頃に過ごしたアパートの番地です」と説明。「今回の芝居の冒頭で、観客に向かって『今、私は自分の電話番号がわかりません』というセリフがありますが、現在、私たちのほとんどがスマートフォンを持ち、電話番号を記憶させるので、番号なんて覚えていられません」と言う。「けれど幼いときに覚えた家の電話番号や、番地の数字は頭の中から消えない。意味を持っています。数字というのは面白いもので、数字そのものには意味はなくても、思い出と結びつくことにより、意味を持ちます」とタイトルに込めた思いを語る。』http://natalie.mu/stage/news/191199
 


 ルパージュは「映像の魔術師」というか「演劇の魔術師」です。2回チケット取ればよかった〜〜。
 
『ロベール・ルパージュ『887』終演。暗転皆無で流れるような転換はノイマイヤーのようであり、極度に美しい舞台装置はユルゲン・ローズのようであり、その本質を支える光と影と音の連動はマクミランの振付のような極めて美しい有機的な舞台だった。近年の作品は全て観てるが、本作が最高傑作だと思う』とMadRichardさんという方のTweet
(Photos by Érick Labbé)