ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

Kawai Project Vol.2『まちがいの喜劇』★★★★ 

 あうるすぽっとへ。
 D列。客席が交互になっているのですごく見やすいです。終演後ロビーで河合先生に楽しかったことなど感想を言ってサインいただきました〜。
 
Vol.1の『から騒ぎ』がとても良かったので今回も観たいと、Kawai Project Vol.2『まちがいの喜劇』観劇。とてもおもしろかった!新しいセリフ、シェイクスピアの韻を踏んだセリフが楽しい。心地よいテンポと笑いに満たされました。
双子のアンティフォラス(一人二役)を演じた高橋洋介さん(TRASHMASTERSの!)素晴らしかった〜。本当にそっくりな二人かと思うほど。双子のドローミオも兄・寺内淳志さんと弟・梶原航さんもそっくりで!二人ともお茶目な召使い。可愛かったです。アンティフォラス兄の妻エイドリアーナ役の多田慶子さんんも楽しかったな〜。エフェソス公爵役のチョウ ヨンホさんは「100分de名著」で川口覚くんと一緒に朗読していた方!重厚な存在感です。
美術のセットもキャストの皆さんが動かして、それをわざと面白く見せる演出だったり。全員が「時計=時間」をデフォルメしたデザインの衣裳も贅沢!
チェロかと思ったらエリザベス朝時代に用いられたヴィオラ・ダ・ガンバという楽器の生演奏(中山真一さん)が舞台を贅沢に盛り上げていました。
公演期間の短さがもったいないです!せめて2週間くらいやればいいのにーー。
ただ・・ちょっとセリフを噛む方が多かったのが残念。
 
作:シェイクスピア 翻訳・演出:河合祥一郎 音楽:後藤浩明 美術:平山正太郎 衣裳:月岡彩 ヘアメイク:武井優子 舞台監督:本郷剛史
出演:高橋洋介 / 原康義 / 小田豊 / 岩崎加根子 / 多田慶子 / 島本和人 / 梶原航 / 寺内淳志 / 沖田愛 / チョウ ヨンホ / 野口俊丞 / 辻村優子 / クリスタル真希 / 押田栞 / 田部圭祐 / 峰崎亮介 / 青井そめ / 中山真一(ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者)
 
「取り違いのおもしろさの陰にアイデンティティ崩壊の恐怖など重要な主題が隠れています。Kawai Projectでは、これまでのシェイクスピア研究をしっかり踏まえつつ、「時計」がこの作品を読み解くカギとなるモチーフとなるという新たな解釈に基づいた公演となります。なお、河合のこの解釈は、日本シェイクスピア協会の学術定期刊行物Shakespeare Studies: The 400th Anniversary Special Issue, vol. 53 (2015)に”‘The hours come back!’: Significant Inconsistencies in The Comedy of Errors”として発表されています。学術研究をそのまま舞台に反映させるのが本公演の最大の狙いですが、小さなお子さんがご覧になっても大笑いで楽しめる舞台にしなければならないと考えています。 「シェイクスピアってこんなに笑えるものなの?」と思って頂けたら幸いです。」「この公演のために新たに訳出をしますが、脚韻(ライム)をすべて訳出します――ものすごく大変な作業です!!!――ので、台詞の面白さをぜひ味わってください。そのあたりも、これまでのシェイクスピアと一味ちがった味わいになることでしょう。」http://www.kawaiproject.com/vol2