[ 夕方、銀座メゾンエルメス ル・ステュディオへ。
2016年は「自然 ― 軽やかなギャロップ」がテーマ。←こうなってよかった〜。ここ数回観たくなるテーマじゃなかったので・・
1945年のモノクロ映画。我が道をゆく主人公ジョーン・ウェブスター(ウェンディ・ヒラー)の赤ちゃん時代から大人の女性に成長するまでの映像で「私は自分の行く先を知っている!」という原題がナレーションで入るまでのオープニング・クレジットから楽しかった。こういう風に始まる映画、最近の映画にないなーーと思いながら。
『渦巻/I Know Where I’m Going』1945年/イギリス/91分/モノクロ/ブルーレイ
監督・脚本・製作:マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー
撮影:アーウィン・ヒリアー 編集:ジョン・シーボーン 美術:アルフレート・ユンゲ
出演:ウェンディ・ヒラー、ロジャー・リヴシー、パメラ・ブラウン、フィンレイ・カリー、ジョージ・カーニー、ナンシー・プライス、キャサリン・レイシー、ジーン・キャデル、ジョン・ローリー
「野心家のジョーン・ウェブスターは、少女の頃から自分の目的に向かいまっしぐらに突き進んで生きてきた。25歳になった時、親ほど年の離れた男性との結婚を決めたのも、彼がイギリス屈指の大富豪だったから。富こそが幸せをもたらすと信じるジョーンはフィアンセの待つ島へ旅立つが、悪天候に足止めされる間、富の本当の意味を見出し、真実の愛に迷いが生じて……。彼岸と此岸の間で揺れる運命。イギリス映画界の至宝コンビが、スコットランドの大自然や伝統文化を鮮やかに織り交ぜながら綴るロマンティック・コメディ。」
特集:英国の至 マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー『渦巻』(桑野 仁さん)http://blog2.wowow.co.jp/movieblog/cat390/
「何とも愉快で楽しく、かつスピーディで狂騒的な物語のオープニングは、ついハワード・ホークスやプレストン・スタージェスなどの痛快無類の喜劇世界を想起せずにはいられない。〜」
って。やっぱり、あのオープニングのこと、通り過ごせませんよね。