ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

文学座9月アトリエの会『弁明』★★★★★ 


http://www.bungakuza.com/benmei/index.html
作/アレクシ・ケイ・キャンベル 訳/広田敦郎 演出/上村聡史
美術/長田佳代子 照明/賀澤礼子 音響/藤田赤目 衣裳/伊藤早苗
出演/山本道子(クリスティン・ミラー)、栗田桃子(トルーディ)、松岡依都美(クレア)、小林勝也(ヒュー)、佐川和正(ピーター)、亀田佳明(サイモン)
あらすじ
『美術史家クリスティンの誕生日。彼女の家に、長年の友人ヒュー、銀行に勤める息子ピーターと恋人のトルーディ、二男サイモンの恋人で女優のクレアが集まってくる。サイモンはなかなか姿を現さない。60、70年代に数々の反戦運動、労働闘争に参加したクリスティンは、男性優位であった美術史研究の世界で成功を収めた。最近、回顧録を出版したのだが、その内容が誕生日に波乱を巻き起こす。 』

 
文学座アトリエの会『弁明』。アトリエはいろんな使い方ができていいよねって今回も思う。とても好きな空間。今回は円形劇場っぽい使い方。3人の女優さん、良かった〜。弁明の会話劇、2時間45分の長さは感じなかったです。ラスト、皆が帰り一人きりになった母クリスティンが小さく寂しかった。
若い頃反戦運動家だった美術家の主人公クリスティンが、夜中に怪我をして訪れた、母に反発している次男サイモンの、手のひらのガラスの破片を一つひとつピンセットで取ってあげているシーンにジーンとしました。サイモンが子どもの頃駅で出会ったのはヒューですよね?
私は今回も栗田桃子さんが好き〜〜。
客席には俳優さんたちがいっぱい。大好きなしゅうさんも奥様と。そして、久しぶりに星さんが・・スタッフさんしてました。」 と都バスでTweet
 
栗田桃子さんが出てきて最初に「トルーディ」って呼ばれた時、久しぶりに外国人名に違和感を感じた(最近の翻訳劇であまり感じなかった)のは純日本風の容姿だったからかな?でも、それもつかの間でした。よかった〜。

信濃町から品川駅高輪口行きの都バスに乗りました。夜だと景色が見えないけれど、楽しいコースだと思う。
 品川で、ずっと探していたボルシチ(前に友だちがくれて、美味しかったので)、鳥取砂丘産らっきょうを購入。
 
 15日朝日夕刊に劇評(谷岡健彦さん)「最近「弁明」という回顧録を出版したクリスティン(山本道子)は、高名な美術史研究者で、かつ1960年代からデモに参加ログイン前の続きしていた女性運動の闘士だ。だが、2人の息子(佐川和正、亀田佳明)にとっては、育児をなおざりにした母でしかない。それぞれの交際相手(栗田桃子、松岡依都美)と、クリスティンの誕生祝いに来た2人は、母の居丈高な振る舞いを見て積年の不満を爆発させるのだが、返ってくるのは堂々たる弁明だ。」「話は商業主義への批判や宗教のあり方にまで広がり、台詞(せりふ)はおのずと重くなる。演出の上村聡史はその重みを正面から受け止め、聞きごたえのある討論の劇に仕上げた。細部への配慮も抜かりない。少年時代に母の不注意のせいで危険な目に遭遇したと訴える次男に、クリスティンが思わず差し伸べる手には、不器用な彼女の情愛がにじみ出ていた。この場面以外でも、山本は描線の太い演技で重量級の劇を支える。」
「強固な論理で守られたクリスティンの心の扉を開くのは、意外にも長男の婚約者だ。同じく対人関係には不器用で一本気な彼女を、単調に陥ることなく演じた栗田の技量が光った。」