ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『髑髏城の七人』成河くんインタビュー 

「天魔王ってものすごく可能性のある役。想像を掻き立てられる」
劇団☆新感線『髑髏城の七人』 Season花で天魔王を演じる成河くんのインタビュー SPICE  http://spice.eplus.jp/articles/77305  
(取材・文・撮影:こむらさきさん) 
 ――今回オファーを受けたときは「天魔王役で」というお話だったそうですが、そのときのストレートな感想を。
「ストレートに、ですかぁ?…とりあえず「また森山未來がやった役かー!?」って思いました(笑)」
   私も思った(笑)未來くんも好きなので、困る。
「未來くんとは一緒にやりたいんだけど、なんでいつも交代なのかなって。縁があるんですかね。よく話すんですよ。一緒にやりたいのになぜか分けられちゃうよねーって。」
   一緒にやってほしい〜。
 
――今の段階で、天魔王の人物像をどのようにとらえていらっしゃいますか?
「そういうことは稽古に入る前になるべく考えないようにしています。それが僕の考え方なんです。稽古前にいろいろ考えていって失敗したことがあるんです。自分が演じる人物について「ああかもしれない」「こうかもしれない」と遊び半分で想像しているならいいのですが、自分が夢中になるような人物像を作っちゃうと稽古でそれがすごく邪魔になるんです。」
「今、中島さんが脚本を書いてくださっているところ。御館さまの存在をめぐって蘭兵衛と捨之介が袂を分かち、思想も分かれていく…その事実と関係性だけが重要なので、人物そのもののバックボーンは脚本が出来上がってから考えた方がいいのではと思っています。」
 
――稽古に入るまではまっさらな自分でいたい…と?
「ただそれも難しいんですよー!そう心がけた方がいいと思ってますけど、何も考えず素手で行くのってめちゃくちゃ怖いんです。でも、素手で行って稽古場で恥をかいて。恥をかけなくなるのがいちばん怖いと思っていますから。稽古場で自分が考えて作ったものをドーンと見せちゃうと、その場はなんとなく恰好はつくけど、稽古が続くうちに共演者と一緒にやっている感がなくなるんですよ。だから、怖いけど、素手で!」
「最初のうちは、「天魔王に全然見えないから何とかしてよ!」と言われるくらい素手でいくかな(笑) 」
「舞台の稽古はいかにたくさん考えていかに捨てるか、そして何を選ぶかが大事だと思います。1個しか選択肢がないときに1個だけ選ぶのか、100個から選んだ1個なのか。結果的には同じ1個なんですけどそこで見えるものは全然違う。99個を捨てていく作業であるべきでしょうね。」
 
 ――いのうえさんから天魔王役について、何かリクエストをいただいていますか?
「ないですよー! いうなればこの扮装(ポスターなどの天魔王ビジュアル)がある意味リクエストなんでしょうから、「こういう感じだからねー」っていうメッセージとして受け取っています。御館さまが亡くなられた事がショックで白髪になった説…が僕の周りでは有力です(笑) 」
 
――ちなみに、劇団☆新感線の作品で特に好きなもの、選べますか?
「『轟天』シリーズはチョー好きですね!『五右衛門vs轟天』も大好きです。創立35周年の記念公演にそういう作品を選んじゃうってところが本当に大好き。あと、この前の『乱鶯』も好きでした。異論あると思うけど、僕はハマりましたねー。」
 
ONWARD presents 劇団☆新感線『髑髏城の七人』 Season花 Produced by TBS http://www.tbs.co.jp/stagearound/
 
シレンとラギ」を観ただけで食わず嫌いの劇団。またマイナスからのスタートなので(劇画チックな爆音の効果音とマイクを通した声が生声と違い過ぎて苦手だった。それだけ)どうなるかが楽しみです。また成河くんが新しい世界へ連れて行ってくれるだろうと。