新宿シアターモリエールへ。初めての劇場。
作:三好十郎 演出:望月純吉(文学座) 美術:石井みつる 衣裳:小林巨和 照明:加藤学
出演:松尾敏伸(私) 吉野貴大(須永) ナカムラユーキ(省三) 柏原優美(房代) 杉山薫(柳子) 川崎誠司(若宮) 忠津勇樹(舟木) 荒川大三朗(浮山) 青山夕夏(モモちゃん) 奥村飛鳥(織子)
「シアターモリエールにて『冒した者』観劇。皆さん滑舌も良くて三好十郎の美しい日本語も楽しみました。本音でぶつかり合うようになるとともに白塗りの顔がだんだん剥げていく演出もおもしろかった。外の音*は全く気にならなかったです。若宮役の川崎誠司さん、柳子役の杉山薫さん、とてもよかった。」と帰りにおうどん食べながらTweet。
(* 途中で外の音がしていたらしく、カーテンコールでお詫びがありました。私は集中切れなかったですよ)
あらすじ「戦後の東京郊外。元満州国の大官の屋敷には9人の人間が暮らしている。医師と その妻、医師の弟の大学生、元芸者、株屋とその娘、管理人とその遠縁で盲目の 少女、そして妻を亡くした“私”――――。皆、気の良い人たちで一つ屋根の下、 穏やかな暮らしを送っているが、人を殺した須永という男が現れたことから、 屋敷は大混乱へ陥っていく。次々と伝染するように目を覚ます彼らの闇と欲望。 人間が人間として冒してはいけない一線を超えた先にあるものとは。 」http://www.theater-officefey.com/next/
葛河思潮社で2回とアマヤドリのリーディングで4回目の『冒した者』。「舟木さん」というセリフで長塚さんの顔が浮かぶ(笑)松田龍平くんの舞台がまた見たいな。
中央に死体が寝かされているような美術を見て、あの時の美術は食卓だったな〜と思っていたら・・白い布の下は食卓だった。それがいくつかの部屋になっていくのがおもしろい。
この戯曲もまた震災が身近になった今に通じています。
蜷川さんの舞台で何度も見ていた松尾敏伸くん(「私」役)、久しぶりだったな〜。座長、頑張ってた〜。
猿之助さんからもお花が。
『月の姉妹』井上裕朗さんの名前が!