01月 お題【禁】【残】【笑】【浮】【豆】
【新春吟】 「梅の蕾がきりりと光る 攻めると大きく絵馬に書く」
【禁】「R18指定の映画 父のコートを借りていく」 ←(佳)
【残】「ひとつぶ残さずきれいに食べた 君から母へのラブレター」 ←(佳)
【残】「ガソリンメーター見てアクセルを 明日に向かって踏みこんだ」 ←(佳)
【豆】「母に頼まれキヌゴシいっちょ ラッパが知らせる細い路地」 ←(佳)
【豆】「些細な喧嘩の心の痛み まぜてぐつぐつ豆を煮る」 ←(秀)
03月 お題【船】【隣】【久】【内】【切】
【船】「両手広げて海風受けて 振り向くあなたはディカプリオ」 ←(佳)
【隣】「隣家の小手毬優しくこぼれ とたんに我が家も春になる」 ←(佳)
【久】「笑い転げた日々そのままの 苗字で呼び合うクラス会」 ←(佳)
【久】「よそゆき笑顔もはじめのうちで 時間を飛び越す同期会」 ←(佳)
【内】「ケーキの苺をだまってつつく 内気なあの子の恋心」 ←(佳)
【切】「カーブでハンドルきるたび彼に わざと倒れてふれる肩」 ←(佳)
04月 お題【宝】【突】【借】【花】【激】
【突】「突然泣き出す雨音強く 別れの足音消していく」 ←(佳)
【花】「風の誘いに寝転ぶ二人 笑った向こうにイヌフグリ」 ←(佳)
【激】「夢じゃないかとつねった頬の 激痛うれしい夢心地」 ←【三才の「天」】いただきました〜(*^o^*)
【都々逸の先輩であり仲間への追悼吟】 「地球がちょっぴり小さくなった お空に大きな星ひとつ」
05月 お題【声】【異】【父】【蜜】【ラブレター】
【七夕祭り】 「あれがビーナス照れくさそうに 彼は金星指差した」
【七夕祭り】 「夜と僕らの間に星が 数千億個の星がある」
09月 お題【暇】【厳】【尾】【恥】【偽】
【偽】 「美味しい笑顔は偽れなくて 喧嘩忘れる栗ごはん」 ←(佳)
10月 お題【並】【怪】【色】【聞】 席題【調】
【並】「ポプラ並木に秋の日落ちて 風が景色を盛り上げる」 ←(佳)
【怪】「すっごく怪しい オンナの勘が 働く気配の電話越し」 ←(佳)
【怪】「とんがりざかりの怪獣くんも 睡魔の前では甘えんぼ」 ←(佳)
【聞】「日記みたいにハガキを書いて 深夜ラジオに閉じこもる」 ←(秀)
11月 第6回都々逸 全国大会
【事前投吟の部 課題「風」】「鼻をくすぐる一年ぶりの 秋刀魚の煙の秋便り」←【第1位いただきました(参加者148名)】
しぐれ誌700集の記念歌会 課題【外】【香】【真】【愚】【恋】
【外】「風は枯葉を転がし夜へ 冬が窓から流れ込む」 ←(秀)
【真】「毎日笑顔でただいま言える 写真のあなたがそこにいる」 ←(佳)
【真】「顔を上げれば真昼の月と 目が合う土曜の朝帰り」 ←(佳)
【愚】「「愚か」という字を検索したら アベノミクスが第一位」 ←(佳)