都々逸 2020年 令和二年6月誌上歌会
令和二年6月の歌会も新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で中止でした。その6月の誌上歌会の冊子が届いたので書いておきます。
8月はお休み。7月の歌会に投吟しなかったので、9月までしばらく空きます。
いつも書いていますが、都々逸は七・七・七・五のリズムで詠む短詩で、そのリズムを並べるだけでなく、更に分解して初句の七は「三・四」(四・四可)、二句の七は「四・三」(二・五可)、三句の七は「三・四」(四・四可)で、五で止めになります。その月の課題ひとつに対してひとり3章までの作品を提出。そして、それを選者が【佳作】(約20作品)、【七秀】(7作品)、【五客】(5作品)、【三才】(「人」「地」「天」)とランク付けして選びます。そして【秀】以上の作品には景品が出ます(*^_^*)。
6月のお題は、宿題「労」「店」「風」「論」「湯」
入選したのは以下の5章
宿題「労」
★ 現場の片隅小さな花が 労う黄色いヘルメット ←(秀)
宿題「店」
★ ひとりごちてるメロンのそばで 合唱しているさくらんぼ ←(佳)
★ 密です密です小さな店に 蔓延るソーシャルディスタンス ←(佳)
宿題「風」
★ 風の口笛ビル駆け抜けて 夏のカーテン開けにくる ←(客)
宿題「湯」
★ 湯切りする音届いた耳に ぶわっと広がる蕎麦の味 ←(秀)