01月 お題【五】【雑】【家】【未】【末】
【五】「和太鼓奏者がビートを刻む 五臓六腑に響く音」 ←(佳)
【末】「結末なんかは気にせず生きる 当たって砕けてまた当たる」 ←(秀)
【難】「時間つぶしも難儀なことで 退職したての昼下がり」 ←(佳)
【集】「陽気な仲間が集まる庭は 彼が主役のバーベキュー」 ←(佳)
02月 お題
【銀】「別れの場面に時計を止めて 記憶に重ねる銀の雨」 ←【三才の「天」】いただきました〜(*^o^*)
【吉】「引いた大吉小さく折って 小さく幸せ持ち帰る」 ←(佳)
05月 お題【着】【捨】【八】【間】【麺】
【着】「スーツに着られていた新人も 顔がキリリとする五月」 ←【三才の「地」】いただきました〜(*^o^*)
【八】「山に命をあずけた男 八十路のロマンとエベレスト」 ←(佳)
昨日80歳でエベレスト登頂に成功したプロスキーヤーの三浦雄一郎さんのことを詠みました。時事吟。
【八】「喧嘩したけどメールの絵文字 八分音符にほっとする」 ←(佳)
【間】「蒼い月影ホームに落ちて 最終電車を待つ時間」 ←(秀)
【麺】「あちらこちらに今年も冷やし はじめましたの文字が夏」 ←(佳)
【麺】「死ぬほどうまいと笑って食べた 山の空気とカップ麺」 ←(秀)
【麺】「そっちもいいなと隣りの味噌を 眺めて食べてる醤油味」 ←(秀)
06月 お題【懐】【腰】【血】【野】【詫】
【野】「野生のキボウシ見つけた道に カエル可愛い訪問者」 ←(佳)
【野】「ふたりの会話がふくらむように 野球を一緒に見てる母」 ←(秀)
【七夕】「笑っているよな三日月空に ふたりおんなじ夢を見る」
09月 お題【浅】【青】【留】【橋】【分】
【浅】「五円投げ入れお願いごとに 愚痴もしのばす浅草寺」 ←(佳)
【青】「修学旅行の集合写真 青い記憶もとじこめる」 ←(秀)
【橋】「歴史散策一息ついて 秋と歩いた渡月橋」 ←(各)
【分】「黒縁眼鏡と七三分けで 息子が始めるリクルート」 ←(秀)
10月 お題【美】【血】【古】【広】【号】
【美】「ふられた涙を残したまんま 美味しくいただく栗ごはん」 ←(佳)
【美】「風に美味しい匂いを乗せて 屋台が楽しい秋祭り」 ←(佳)
【美】「刈り取り間近の稲穂が光る 見慣れた景色が深くなる」 ←(佳)
【古】「レッドフォードに恋したあの日 夢に逃げ込むスクリーン」 ←(佳)
【広】「ホットケーキは三段重ね 幸せ広がる日曜日」 ←(佳)
【号】「誰かが言ってた年齢なんて 記号みたいなものだから」 ←(佳)
11月建立5周年記念・都々逸全国大会
【祝吟】「朝の光が溶け出す空に 湯島を包んだ菊日和」
『年』(字結び) 「不在届けにいつもの名前 いつもの寒ブリ年の暮れ」 ←(秀)
11月 お題【勤】【老】【打】【寒】【謝】
【勤】「息を弾ませ坂駆け上がる 皆勤賞まで後少し」 ←(客)
【老】「一緒に過ごした時間が価値を 深めてゆっくり年を経る」 ←(客)
【寒】「雪に埋もれて立寒椿 心ときめく人を待つ」 ←(佳)