都々逸 2020年 令和二年4月5月誌上歌会
令和二年3月の歌会が新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で外出自粛となり中止。結局3月のお題が4月の誌上歌会へ。収束しないでコロナ禍つづいているので5月も誌上歌会へ。
あ、6月も誌上歌会になったので先日速達で投吟したわけです。昨日5月の冊子が届いたので結果を書いておきます。
いつも書いていますが、都々逸は七・七・七・五のリズムで詠む短詩で、そのリズムを並べるだけでなく、更に分解して初句の七は「三・四」(四・四可)、二句の七は「四・三」(二・五可)、三句の七は「三・四」(四・四可)で、五で止めになります。その月の課題ひとつに対してひとり3章までの作品を提出。そして、それを選者が【佳作】(約20作品)、【七秀】(7作品)、【五客】(5作品)、【三才】(「人」「地」「天」)とランク付けして選びます。そして【秀】以上の作品には景品が出ます(*^_^*)。
4月のお題は、宿題「低」「老」「晴」「中」「傘」でした。選ばれたのは2章。
「晴」「想えば気持ちを晴らしてくれる瞼にあなたという故郷」 ←(佳)
「傘」「すっとあなたが傘傾けた青葉薫った小糠雨」 ←(佳)
5月のお題は、宿題「粋」「話」「楽」「信」「夫」でした。選ばれたのは4章。
「粋」「胸のすくよな啖呵を切った香具師のことばに粋がある」 ←(秀)
「話」「受話器の向こうに小さな気配つめたく落ちてく雨の音」 ←(佳)
「楽」「日向の匂いの猫ひざにのせ楽しい予定を考える」 ←(佳)
「夫」「散歩途中の花屋の春を夫と一緒に連れ帰る」←(客)