初日、観てきました。
上演時間2時間30分。今日はC列上手。
「シアタートラムにて『お勢登場』初日観劇。おもしろかった!江戸川乱歩の8つの短編をひとつの作品にした倉持さんの脚本が素晴らしく、キャストの皆さま達者で本当に楽しい。
ただ舞台裏がバタバタ、ガタガタ音が酷かったので明日から改善していただきたい。音で集中力が切れてもったいないです。→」
「→『お勢登場』
お勢は黒木華ちゃんしかいないだろうくらいぴったりの役。可愛いくて怖い。
水田航生くんと川口覚くんのコンビがすごく楽しくてね(二銭銅貨とかD坂とか)で、覚くんのモシャボサ(明智というか金田一)ヘアが最高にかっこよくて、これはもうびっくりのレベルですよ、奥さま。」
と帰りにtweet。
本当に倉持さんの本がすごいですーー。その世界に覚くんもはまります。色気のある声が乱歩の世界にぴったり。あ・・・華ちゃんと覚くんのダンスも可愛かった〜。
(金田一耕助は横溝正史だけど、川口覚くんで金田一シリーズやってほしいーー。)
C列上手側のサイド(←これがまたなかなか嬉しいエリアです)二村さんの美術におおーーっとなりましたが、最前列(B列)センターブロックだと首が痛いとのこと・・。
テンポが良く、色気もあり、程よく笑わせてくれる皆さまの演技、精緻に構成された脚本も演出も美術も照明も音楽も衣裳も全部好き。回らないけれど、動く仕掛けが楽しい。だからドタバタがなくなりますように。
黒木華ちゃんが本当にお勢にはまる。私は「悪女の色気」は感じなかったのだけれど。色気というかなんだろう「小悪魔的」なもの。大人ではなく少女的なもの。少女なのに無垢に見えるしたたかさ。夫が入った箱(長持)の蓋を閉めたお勢は、生きたまま昆虫をピンでとめて、息絶えるまで眺めているような。罪悪感ない無垢な少女のような。そんな、華ちゃん。衣裳(太田雅公)がそのものでした。
書きたいことが沢山あるけれど、初日なので、これくらいにしておきます。また来週観に行きまーーーす。
そうそう・・水田くんと誕生日が一緒なので、ちょっと嬉しい(年齢は全然違うけれど😅)
原作:江戸川乱歩(『二銭銅貨』『二癈人』『D坂の殺人事件』『お勢登場』『押絵と旅する男』『木馬は廻る』『赤い部屋』『一人二役』)
作・演出:倉持裕 美術:二村周作 照明:杉本公亮 音響:高塩顕 衣裳:太田雅公 ヘアメイク:宮内宏明 音楽:マニュアル・オブ・エラーズ・アーティスツ 映像:石田肇、横山翼 演出助手:相田剛志 舞台監督:橋本加奈子
キャスト:黒木華 片桐はいり 水田航生 川口覚 粕谷吉洋 千葉雅子 寺十吾 梶原善
『鎌塚氏、腹におさめる(仮)』
『少女ミウ(仮)』