『あゝ、荒野』前編が金曜日で終わってしまうので駆け込み。
ピカデリー新宿。
もう21日から始まる後半（川口覚くんは後篇に出ます）だけでもいいかな〜とか、明日ACLで遅くなるからな〜って迷ったんだけど、観てよかった。映画館派なのでテレビで観る予定ないので。
原作は1966年が舞台だが、映画は同じ東京五輪後の2021年に設定。←2017年じゃなく、そんな先にしたのは、東日本大震災との兼ね合いか。芳子が大人になっていないといけないものね。
新宿新次（沢村新次）の菅田将暉、凄い俳優だな。びっくりした。孤独がこんなにも似合うとは
私はバリカン建二（二木建二）のヤン・イクチュンが好き。凄くいい。
片目のユースケ・サンタマリアさんも今まで観た色んな映像の中で一番よかった〜〜。
曽根芳子役の木下あかりちゃんも良かった。というかここまで期待していなかったから驚いた。お尻がきゅっと上がって綺麗（そこ？って言わないでね）。「あかいくらやみ〜天狗党幻譚〜」は実は覚えていなくて、シスの「ロンサム・ウェスト」、葛河思潮社「冒した者」、カタルシツ「語る室」など観ているけれど・・今回はびっくりした。本当に凄いわ。昭和の秋吉久美子を思い出したわ。
木下あかりちゃんのTweet。ヤン・イクチュンさんと（この顔は「カタルシツ」の時の顔だ）https://twitter.com/akari_kinoshita/status/919567003735568384/photo/1
監督：岸善幸 原作：寺山修司 脚本：港岳彦 岸善幸 企画：河村光庸
菅田くん出演のロズギル、楽しみだなーー（「ロミオとジュリエット」の菅田くんも良かったから）
ヤン・イクチュンさんは、いろんな作品が観たい。監督作品も観たい。「息もできない」が観たい。
「苦楽を共にした菅田将暉＆ヤン・イクチュンが垣間見せた、揺るぎないつながり」（取材・文／鈴木元、写真／根田拓也）http://eiga.com/movie/85352/interview/
2014年の蜷川氏の舞台「ロミオとジュリエット」に主演した当時に思いをはせる。その蜷川氏が亡くなった後に舞い込んだ同作のオファーには運命的なものを感じずにはいられない。
「今思えば、蜷川さんのことを思い出しましたね。見てほしかったなあという気持ちもありつつ、どこかで届けという思いもあったのかなと。寺山修司さんがやっていたいろいろなことも、それこそ荒れた地に花を咲かせる作業に一瞬思えて、だからこそ人はつながりたいと思うんでしょうけれど、いつの時代も大なり小なり悲しいことはなくならないという、荒野というものにすごく共感しました」
