ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

劇団銅鑼 創立45周年記念公演第3弾No.51『おとうふコーヒー』★★★★ 

 シアターイーストへ
 H列の真ん中
「おとうふとコーヒーが認知症に効くって本当?」
【あらすじ】「とある地域の特養ホーム。その成り立ちも、あり方もユニークなこのホームでは、今夜ひとりの老人(谷田川さほ)が最後のときを迎えようとしている。静かな看取りの夜になるはずだったその日、大きな台風が訪れる。橋の冠水により、ホームはホームは孤立無援となる・・・。」http://www.gekidandora.com/titles/otofu/
 
劇団銅鑼『おとうふコーヒー』観劇。客席には主人公のふみ子さんくらいの年代の方も多く、私もずっと劇場に通えたらいいなぁと思う(バリアフリーの劇場あまりないから)そして、ふみ子さんみたいに人の痛みがわかる人になりたい。
翌朝の場面で両親のその時を思い出していた。
 
一人の男の子(性同一障害だと後でわかる)が出てきて認知症の脳内の話をする。そして、ここはおばあちゃんの脳の中だと。真っ白でふわふわしてとても綺麗だった。
暴風雨の音がとてもリアルで客席にいながらビクビクしてしまった。2017年9月17日の一夜(翌日に流しそうめんのイベントがある)のお話だけれど、場面転換のたびに2016年、15年、・・とふみ子さんが特養ホームに入居した2013年の、同じ日までを挟んでいた。悩みを抱えた孫の瑞樹ちゃんやホームで働くボランティアさんや通ってくる空気が読めない民生委員さんのことも描くことによって、彼らにかけた認知症のふみ子さんの短い一言がとても良かった。(子どもたちはふみ子さんの面倒を見なかった)
 
作:詩森ろば 演出:青木豪 美術:田中敏恵 照明/杉本公亮 音楽:後藤浩明 音響:青木タクヘイ 衣裳:山田靖子 舞台監督:松下清永 音声ガイド:佐藤響子 バリアフリーサービス:鯨エマ
キャスト:千田隼生 谷田川さほ 三田直門 井上太 久保田勝彦 栗木純 竹内奈緒子 深水裕子 齋藤千裕 早坂聡美 大竹直哉

谷田川さほ さん「いよいよ明日1ステージで終幕❣この愛おしい作品をもっともっとやりたい❣認知症、看取り、特養と聞くと暗いと思ってる方、そして若い人達に是非観てもらいたい作品です。どんな人もいずれは通る道です。いかに死ぬか=いかに生きるか だと思うので。 」
 
 次はイキウメの図書館的人生Vol.4