ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『1984 ビッグブラザーは見ている/Nineteen Eighty-Four』2回目★★★★ 

 新国立劇場 小劇場にて2回目の『1984』。C2列のど真ん中(B1が最前列)。←譲っていただいたお席、とても良かったーーー(チケットを取り忘れたの)ありがとうございます。

主演の井上芳雄くんもさることながらオブライエン役の大杉漣さんが亡くなり代役をされた神農直隆さん、素晴らしかった!「後半の殆どを彼の長台詞で舞台をフィナーレへと導く。舞台人なら当前かもしれないが彼の底力をみた😱」と言うTweetをされた方がいましたが、本当にそうだと思います。こんな大事な役を引き受けたプレッシャー、半端なかっただろうな。
 
原作:ジョージ・オーウェル 脚本:ロバート・アイク ダンカン・マクミラン
翻訳:平川大作 演出:小川絵梨子
美術:二村周作 照明:佐藤 啓 音:加藤 温 映像:栗山聡之 衣裳:郄木阿友子
出演:井上芳雄 ともさかりえ 森下能幸 宮地雅子 山口翔悟 神農直隆 武子太郎 曽我部洋士 堀元宗一朗青沼くるみ 下澤実礼 本多明鈴日
 
演出は・・・この作品を演出するのは難しいんだろうな。ちょっと物足りないのは私の理解が足りないのかも・・。不完全燃焼です。
照明はとても細かく繊細で素晴らしかった。政治犯としてウィンストンが拷問を受ける「101号室」、客席が一体となる時の照明などなど・・。映像はちょっと・・軽い?
お子様が客席にいて、少し心配に・・怖かっただろうな。私でさえ怖かったもの。あれくらいの拷問で恋人は売りませんが(笑)。ブロードウェイはR12指定だったとか(失神者・嘔吐する者続出という噂)年齢制限なかったようです
 
【あらすじ】時は2050年以降の世界。人々が小説『1984』とその"附録"「ニュースピークの諸原理」について分析している。過去現在未来を物語り、やがて小説の世界へと入って行く...。1984年。1950年代に発生した核戦争によって、世界はオセアニア、ユーラシア、イースタシアの3つの超大国により分割統治されており、その3国間で絶え間なく戦争が繰り返されていた。オセアニアでは思想、言語、結婚等全てが統制され、市民は"ビッグブラザー"を頂点とする党によって、常に全ての行動が監視されていた。真実省の役人、ウィンストン・スミスは、ノートに自分の考えを書いて整理するという、発覚すれば死刑となる行為に手を染め、やがて党への不信感をつのらせ、同じ考えを持ったジュリアと行動をともにするようになる。ある日、ウィンストンは、高級官僚オブライエンと出会い、現体制に疑問を持っていることを告白する。すると反政府地下組織を指揮しているエマニュエル・ゴールドスタインが書いたとされる禁書を渡され、体制の裏側を知るようになる。はたして、この"附録"は誰によって、どのように書かれたのか? それは真実なのか? そして今、この世界で、何が、どれが真実なのだと、いったい誰がどうやって分かるのだろうか……。
 
はたして、この"附録"は誰によって、どのように書かれたのか?それは真実なのか?そして今、この世界で、何が、どれが真実なのだと、いったい誰がどうやって分かるのだろうか・・・。(文/エンタステージ編集部)https://enterstage.jp/news/2018/04/009310.html
 
Radiohead - 2+2=5 / A Wolf At The Door - Subtitulos Español」 https://youtu.be/UFjtHyf1FQI
 January has April showers
 And two and two always makes a five
 It's the devil's way now

今、聞くとずっしりします。真っ白な「101号室」(拷問室)の様子が浮かんでしまい、緊張する。
 
新国立劇場「1984」70年前の名作 監視の現代をリアルに反映(河野孝さん)「監視カメラ、盗聴、情報操作、独裁的権力者など監視社会と化した現代の世界をリアルに反映した舞台だ。英ジョージ・オーウェルの小説「1984」を原作として2050年以降の人々が小説とその付録を読み解くという枠構造の中で、人間が非人間化されていく過程を描き出し切迫感がある。暗黒の未来社会を予感して今から70年前に書いた作家の慧眼には驚く。」「時間が行きつ戻りつし分かりにくい面もあるが、テレスクリーンに映像が映し出され、監視社会下で生きている実感を持つ。残酷な拷問で思考自体が苦痛になり放棄するウィンストン。人間が機械のようになりつつある今の世界で、何が真実なのかと心配になってきた。」http://www.sankei.com/entertainments/news/180428/ent1804280003-n1.html