東京都の自粛要請による休演が決まった日のカーテンコールで、
「舞台に無観客試合はありません」と渡辺謙さんがコメントしたと聞きました。
栗原英雄さんの「待っている方があれば最善を尽くすという事です」というTweet。
「こんなに、明日どうなるかわからない
毎日千穐楽な気持ちも一生にあまりないと思います。」と浅野雅博さん。
「The Show Must Go On」と大鶴佐助くん。
一人ずつ離れて並び赤外線サーモグラフィーによる体温スクリーニングにて検温、ロビーにいるのはスタッフさんばかり、開演前も幕間もおしゃべりする人のいない静かな劇場。
1列16〜40席。私のいたD列は28席に5人、C列は5人、D列は10人。10人以上の列はなかったかもしれない。
こんなに悲しい気持ちでの観劇ははじめて。
一幕、(冒頭の宮沢氷魚くんアタウアルパ登場シーンが後ろ向きなので)老マルティン外山誠司さんの長い独白そしてピサロ渡辺謙さんの登場からしばらく涙が止まらなかった。カーテンコールまで客席の全部が見えることはないと思うけれど、彼らにこんな悲しい客席を見せなくてはならないのかと思うと涙が溢れてしまいました。
こんなに壮大で素晴らしい舞台なのに…
感想はぼちぼち書きます。
チケットが手元に5枚。でも観れるのは最後かもしれないと思うとどうしても悲しくなる。今後どうなるか全くわからないけれど、大好きな人たちが苦しまないよう祈ります。