PARCO劇場にて『ピサロ』The Royal Hunt of The Sun)初日観劇。
とても良かった。とてもとても素晴らしかった。
カーテンコールでのキャストの皆さんの涙にもらい泣き😭
昨年45公演が10公演になってしまった舞台です。ピサロ将軍・渡辺謙さんに紹介された演出家ウィルさんのいる後ろを振り返って、満員の客席に昨年のまばらな客席を思い出して感無量。そしてPARCO劇場に日傘忘れました。
昨年『ピサロ/The Royal Hunt of the Sun』1回目★★★★★ https://magnoliarida.hatenablog.com/entry/20200323/1584975101
昨年『ピサロ』2回目★★★★★ https://magnoliarida.hatenablog.com/entry/20200331/1585583189
ピサロ公式さん「#ピサロ 初日が無事に終幕いたしました☀️お越しいただいた皆様ありがとうございました。本日初日はピーター・シェーファーさんのお誕生日、、、そして6/6の千穐楽はご命日なのです。生と死の輪廻を想いながら、残り25公演走りきって参ります」https://twitter.com/pizarro2020jp/status/1393550887579099138?s=21
健康で完走できますように。
B列のセンターブロック…最前列でした。なんかもうね〜宮沢氷魚ちゃん演じるインカ帝国の王・アタウアルパのオーラ・細やかな表情の変化・透明感・白い肌・上半身、その神々しさに釘付けでした。昨年とメイクも変わっていたかな〜ゴールドに輝く首の長さも際立つわ。氷魚ちゃんの成長は、昨年の『ピサロ』と佐助くんとの二人舞台の経験も大きそう。演技に厚みが出てきてる。
いくつもの場面の演出も昨年と少しずつ変わっていました。昨年リモートで演出されていたウィルさんの来日がかなったことも大きいですね。素晴らしいの一言。
感想はあとで… 多分週明けに。
ピサロ率いる寄せ集めのスペイン軍がインカ帝国侵略を目的に進軍していく演出は本当にかっこよくて大好き。来る日もくる日も前へ前へ。
PARCO劇場の横幅をこんなにも生かした演出に感動のため息が出ます。
作:ピーター・シェーファー 翻訳:伊丹十三演出:ウィル・タケット
出演:渡辺謙 / 宮沢氷魚、栗原英雄、大鶴佐助、首藤康之、菊池均也、浅野雅博、窪塚俊介、小澤雄太、金井良信、下総源太朗、竹口龍茶、松井ショウキ、薄平広樹、中西良介、渡部又吁、渡辺翔、広島光、羽鳥翔太、萩原亮介、加藤貴彦、鶴家一仁、王下貴司、前田悟、佐藤マリン、鈴木奈菜、宝川璃緒 / 外山誠二、長谷川初範
大鶴佐助くん https://twitter.com/sarutobi1114/status/1393563211283124233?s=21
佐藤マリンさん https://twitter.com/middddddorim/status/1393576701146263558?s=21
今年出演していない和田正人くん https://twitter.com/daaaaaawaaaaaa/status/1393546772845268992?s=21
「ピサロ」アンコール公演が開幕、渡辺謙「時計が動き始めたような感覚」「渡辺は表情に憂いをたたえながら、厳しい口調や隙のない身のこなしで、たたき上げの将軍ピサロ像を立ち上げる。その一方で、古傷の痛みに膝を折る姿には、老いや死に恐怖するピサロの弱さをにじませた。宮沢は、インカの民から神とあがめられるアタウアルパを、静かだが確信に満ちた語り口で演じる。アタウアルパが初めてピサロたちと対面する場面では、金色の照明に照らされながらしずしずと歩み出て、舞台上に神秘的な光景を描き出した。」(ステージナタリーより)
写真は若きマルティンを演じた大鶴佐助くん。ふたりのマルティンが語る将軍・ピサロとは〜大鶴佐助&外山誠二インタビュー(取材・記事:田中大介さん ライター/編集者)
大鶴:マルティンはピサロの小姓で、彼を近くで見ています。強い人間だけど揺れ動いていますし、言っていることが変わる。そこに人間味があると思います。欲望に忠実だからこそ、矛盾するわけですよね。悲しい人物であり、愛おしい人物でもある。
外山:ピサロは豚小屋で生まれた。ものすごく孤独な人です。そのなかで何をもとめていたのか。信じられるものを追求していたんだと思います。それはつまり、神ということでもある。彼が最後に何を獲得したのかは謎なんですが、ずっと孤独感に苛まれていた。信じるものを欲するがゆえに、ピサロは軍人であり続けたんだと思います。
大鶴:夢見る少年だったマルティンが軍人を続けた理由は何か。残虐な出来事を経験しても、どうにか生き残った人の成長の話でもあります。ピサロやアタウアルパと出会い、切り捨て、最終的に生き残る。マルティンの視点からの物語としてお見せできたらうれしいです。
バッチリです。佐助マルティン!
2021年版には出ていないけれど昨年の舞台写真にニザの亀ちゃんも映っていのでパンフレット買っちゃった〜。