都々逸 2020年 令和二年9月誌上歌会
令和二年9月の歌会も新型コロナウイルス(COVID-19)の影響下で誌上歌会でした。その9月の冊子が届いたので書いておきます。
いつも書いていますが、都々逸は七・七・七・五のリズムで詠む短詩で、そのリズムを並べるだけでなく、更に分解して初句の七は「三・四」(四・四可)、二句の七は「四・三」(二・五可)、三句の七は「三・四」(四・四可)で、五で止めになります。その月の課題ひとつに対してひとり3章までの作品を提出。そして、それを選者が【佳作】(約20作品)、【七秀】(7作品)、【五客】(5作品)、【三才】(「人」「地」「天」)とランク付けして選びます。そして【秀】以上の作品には景品が出ます(*^_^*)。
令和2年(2020)9月のお題は、「隠」「丸」「帰」「光」「番」
入選したのは以下の5章。
宿題「隠」
★ つるべ落としの夕日が落ちて お月さまとのかくれんぼ ←(佳)
宿題「丸」
★ ぎこちない手で丸めて焼いた 夫の大きなハンバーグ ←(佳)
宿題「帰」
★ 成田に着いたと息子の電話 今夜の食卓五つ星 ←(佳)
宿題「光」
★ 仮縫いすませたドレスの白さ 光る笑顔はぼくのもの ←(客)
宿題「番」
★ 宙を舞ってたブーケをキャッチ ついに私の番かしら ←(秀)