新型コロナウイルス(COVID-19)の影響下で9月もまだ誌上歌会です。
6月の歌会の結果書いていなかった。7月はお休みしたけれど、6月はあるはず。
いつも書いていますが、都々逸は七・七・七・五のリズムで詠む短詩で、そのリズムを並べるだけでなく、更に分解して初句の七は「三・四」(四・四可)、二句の七は「四・三」(二・五可)、三句の七は三・四」(四・四可)で、五で止めになります。その月の課題ひとつに対してひとり3章までの作品を提出。そして、それを選者が【佳作】(約20作品)、【七秀】(7作品)、【五客】(5作品)、【三才】(「人」「地」「天」)とランク付けして選びます。
令和3年(2021)9月のお題は、「満」「食」「足」「別」「洗」
入選したのは以下7章でした。
宿題「満」
★君の笑顔で心が満ちて休んでいた恋はじめます ←(佳)
★空を飾ったまあるい月が優しい記憶を連れてくる ←(佳)
宿題「足」
★夕陽が足元落ち葉を照らし仔犬の尻尾に秋の風 ←(佳)
宿題「別」
★最終電車の別れの後のひどく孤独な夜にいる ←(佳)
★別れの言葉をつい口走り雨が心を責める夜 ←(佳)
席題「洗」
★秋晴れ眩しい洗濯物にふらりトンボがひと休み ←(佳)
★この頃娘の帰りが遅い夫とふたりの洗い物 ←(客)