『イロアセル』
作・演出:倉持 裕
公演日程:2021年11月~12月 公演予定
稽古日程:2021年9月下旬稽古開始予定 於:新国立劇場内リハーサル室
会場:新国立劇場 小劇場
嬉しい!
『イロアセル』2011年に観たとき、倉持さんの演出で観たいと思った舞台です。 鵜山さんごめんなさい。けっこうひどい感想^^;
─滅びゆくものに託した美意識─穸『イロアセル』★★★
【イロアセル 全キャスト募集!】
フルオーディション企画第4弾は、倉持裕作・演出による『イロアセル』に決定!
オーディション の詳細
https://www.nntt.jac.go.jp/play/news/detail/13_018645.html
<演出家・倉持 裕より>
「フルオーディションは長年の夢だったので、新国立劇場がそれに挑んだ第1弾『かもめ』は真っ先に観に行きました。すべての役にぴったり合った俳優が配されている、期待通りのまっとうな舞台でした。
相変わらずテレビも映画も演劇も、商業的であればあるほど、集客力のある俳優を一人でも多く確保しようと躍起になっています。もちろん利益第一に考えれば、それも間違ったやり方ではないでしょう。
しかし、何事も偏ってはいけません。人気優先で、役に合うかどうかは二の次のキャスティングばかりでいいわけがない。
まず役があり、その人物を演じるのに適した俳優を探す、あるいは俳優自身が演じたい役を見つけて来る、という内容優先の作品も、儲け主義の作品群に負けないぐらい存在しているべきです。そうでないと「"推し"が出てさえいれば中身はなんでもいい」というお客さん以外は誰も楽しめない作品だらけになってしまいます。
今回演出する『イロアセル』は、2011年に僕が新国立劇場に書き下ろした戯曲です。
とある島に暮らす住人達の声にはそれぞれ固有の色が付いていて、おかげで口を開けばすぐに発言者が特定されてしまう。ところがある日、住人達は声が無色透明になる場所を発見し......という、匿名性を手に入れたことによって豹変する人間達の物語です。
はじめはまさか自分の戯曲を演出しようとは思っていなかったので、小川絵梨子芸術監督始めプロデューサー達からこれを勧められた時は驚きました。しかし、ネットを中心とした匿名による集団リンチや同調圧力は十年前より激化しているし、このコロナ禍、現実世界でもそうした風潮が露呈しています。そんな今、この作品を再演する意味は大きいと思い、選びました。
応募する際は、登場人物の年齢設定に囚われ過ぎないようにお願いします。ご自分の年齢と開きがあっても「成立させられる」と踏んだら、迷わず希望して下さい。
あと、冒頭で商業的キャスティングについて書きましたが、別に僕はそれに対抗して、「有名人を使わずにいい芝居を作ってやる」なんて意気込んでいるわけではありません。あなたが有名であろうとなかろうと、この芝居に出演したいと思って下さったなら、また、演じてみたい役が見つかったなら、どうぞご応募下さい。お待ちしております。」
「台本は下記よりお読みいただけます。印刷不可。ブックマーク登録をしてお読みください。」(公開期間:2020年10月13日(火)~11月11日(水))
『イロアセル』 https://c.logosware.com/wq6faq/LVRPf/r/index.html