KAAT『子午線の祀り』観劇。
幕間に呟いたけれど義経登場から頭がシャキーンと。成河義経の手段を選ばず高揚していく二幕、成河くんの身体能力の良さがまた美しくて。
萬斎さんの滅んでゆく知盛の美しさも堪能。
初演とセットが全然違ってさらにシンプルに、だけどその盆の場面転換がすごく美しい。
とりあえず、後でまた。
【演出補】桐山知也【美術】松井るみ【照明】服部基/北澤真【音響】尾崎弘征【衣裳】半田悦子【ヘアメイク】川口博史【舞台監督】田中直明
【出演】
野村萬斎 … 新中納言知盛
成河 … 九郎判官義経
河原崎國太郎 … 大臣殿宗盛
吉見一豊 … 梶原平三景時
村田雄浩 … 阿波民部重能
若村麻由美 … 影身の内侍
星智也 月崎晴夫 金子あい 時田光洋 松浦海之介 岩崎正寛 浦野真介 神保良介 武田桂 遠山悠介 森永友基
歴史上名高い源平の合戦。次第に平家の旗色は悪くなるばかり。兄・平宗盛(河原崎國太郎)に代わり平家軍を指揮する平知盛(野村萬斎)は、一の谷の合戦で、源義経(成河)の奇襲を受け、海へ追い落とされる。以来、武将となって初めて自分に疑いをもちつつ、知盛は舞姫・影身の内侍(若村麻由美)を和平のため京へ遣わそうとする。
平家を支える四国の豪族・阿波民部重能(村田雄浩)は、三種の神器を楯に主戦論を唱え、知盛を立てて新しい日本国の存立を画策しようとする。知盛は平家滅亡を予感しながらも、後白河法皇の過酷な要求を拒絶し、徹底抗戦の道を選ぶのだった。
一方、源義経は、兄頼朝から目付役として遣わされた梶原景時(吉見一豊)と対立しながらも、源氏方の先頭に立って慣れぬ海戦も乗り越えますます勢いづいていく。
そしてついに両軍は壇の浦の決戦の日を迎える――。
日本演劇の魅力を集め、“声”の力で描く源平の物語——『子午線の祀り』 | Webマガジン「ONTOMO」
この「群読」のテンポが眠気を誘う… ので必死で聞いているところに、タイミングよく入ってきた成河・義経の明瞭なハイトーンボイス。そこからシャキッとなりました。