昨夜の大河・鎌倉殿の13人は「壇ノ浦の戦い」でしたね。やっぱり「子午線の祀り」(演出:野村萬斎)を思い出す夜となりました。あの河原の女子たちが大人気のアイドルの九郎御曹司・義経にキャーキャーしたのもわかる。結果と噂しか知らないものね。掟破りしたなんて思ってもみないでしょう。
「第18回「壇ノ浦で舞った男」は、木曽義仲(青木崇高)の嫡男・義高(市川染五郎)を失った大姫(落井実結子)がショックのあまり心を閉ざす悲壮な場面から始まった。そして源義経(菅田将暉)が嵐の中、平家を奇襲して勝利をおさめ、いよいよ源氏と平家の最後の戦いへ。「掟破り」の戦法で壇ノ浦の戦いに挑むさまが描かれた。
義経がとった戦法は、平家方の船の漕ぎ手を射殺すことで敵を立ち往生させるというもの。兵ではない丸腰の漕ぎ手を殺害するという暴挙に畠山重忠(中川大志)らは猛反対するも、義経は「矢を放たねば命はない」と迫り、次々と漕ぎ手を殺された平家は追い詰められ万策尽きることに。放送前から注目を浴びていた義経の八艘飛びをはじめ菅田将暉のアクロバティックな演技に沸くもその後、突然の悲劇が起きた。」(シネマトゥデイより)https://www.cinematoday.jp/news/N0130006
舞台『子午線の祀り』の成河・御曹司(義経)もやんちゃで真っ直ぐで目がギラギラしていたし、潮の流れを読む眼差しや手段を選ばず高揚していく姿に私もキャーってなっていた。品もあったからね(なのでこの大河では義経の同母兄の義円でした。義経にそそのかされ、殺されたようなもの)。
また舞台で観たいな。
イキウメの前川さんが「祭り(祀り)には大地に対する祈りの意味がある。『平家を皆殺しにして、今がある』ことはもう実感できないけれど今生きている下には歴史があり、その歴史を生きたひとたちに対する負い目は祭りで伝えることしかできないものだ」のようなことを言っていたことも同時に思い出す。
Twitterには歴史に詳しい方がたくさんいて楽しいし、勉強になるね。そして誰かがTweetしていたように「壇ノ浦で舞った男」回は虚無感しか残らない壇ノ浦でした。すごいな三谷幸喜。