フランス版メインカットに圧倒された朝。
本作を監督したアルチュール・アラリは、長編デビュー作『汚れたダイヤモンド』(2016年)でフランス批評家協会賞・新人監督賞のほか数々の賞を総なめにした、社会派の作品を得意とする新鋭実力派。
10 000 Nights in the Jungle / Onoda, 10 000 nuits dans la jungle (2021) - Trailer (English subs)
Directed by : Arthur Harari
Produced by : bathysphere, To Be Continued (TBC)
Genre: Fiction - Runtime: 2 h 40 min
French release: 21/07/2021 Production year: 2021
「映画『ONODA(原題)』が現地時間6月14日(月)にフランス・パリにて開催される『第74回カンヌ国際映画祭』の「ある視点」部門でオープニングを飾ることがわかった。
『ONODA』は、旧陸軍少尉・小野田寛郎氏の実話をもとにしたフランス・ドイツ・ベルギー・イタリア・日本の合作映画。小野田氏は、太平洋戦争の終わりを迎えた後も任務解除の命令を受けられないまま、フィリピン・ルバング島にて約30年間の孤独な日々を過ごし、日本に帰還したことで知られている。本作でメガホンをとったのは、2016年の長編デビュー作『汚れたダイヤモンド』でフランス批評家協会賞・新人監督賞のほか数々の賞に輝いたアルチュール・アラリ監督。キャストでは、遠藤雄弥と津田寛治がW主演。遠藤は、青年期の小野田氏を演じている。」
「その他の日本人キャストとして、小野田と最後まで生き残った小塚金七を松浦祐也(青年期)と千葉哲也(成年期)が演じ、小野田に戦争の終わりを告げる鈴木紀夫役に仲野太賀が抜てき。カトウシンスケ、井之脇海、吉岡睦雄、足立智充、嶋田久作、伊島空、森岡龍ら実力派が脇を固め、映画監督でもある諏訪敦彦が小野田の父・種次郎役を、イッセー尾形が小野田に最後の指令を命じ渡した谷口義美役を演じる。」
#19 映画人を驚嘆させた35歳のフィルム・ノワール『汚れたダイヤモンド』が気になります。アルチュール・アラリ