あのヨーヨー🪀って何語?ヨーヨーってどこで生まれたものなのかしらと調べたらギリシャらしく、フランス革命でも亡命者の間で流行ったとか…。この映画では大富豪である最初の主人公がヨーヨーする場面や息子にヨーヨーを渡す場面があるので、ヨーヨーをメタファーとした映画かしらと思っていたら息子の名前がヨーヨー!そのヨーヨーが成長して後半は主人公となり、ピエール・エテックスがその2役を演じています。
ひとつ前の日記にサイレント→トーキー→テレビ…と書いたのですが、98分の映画が3つの時代がサイレントモードとトーキーモードに分かれて描かれているという綿密な構成でした。
パンフレットを読んだら、サーカス🎪に登場する人たちはプロのサーカスのスターたちで、ラストに出てくる象もスイスのクニー・サーカスで芸をしていた象だったと(映画出演の後はパリの動物園で人気ものとなっていた)。
フェリーニの「8 1/2」の貼り紙のシーンがあったのだけど、このあとエテックスは『フェリーニの道化師』に、フランスの名クラウンたちと出演を果たしたんだって(映画見直さないと。笑)
追記したい。
ピエール・エテックス レトロスペクティブ②
ヨーヨー YOYO
監督・脚本・主演:ピエール・エテックス 脚本:ジャン=クロード・カリエール 1964年/ フランス / モノクロ / ヨーロッパ・ヴィスタ / モノラル / 98分 / 字幕:神谷直希 ©1965 - CAPAC 1965年
カンヌ国際映画祭 青少年向最優秀映画賞 受賞 1965年 ヴェネチア国際映画祭 国際カトリック映画事務局賞 受賞
世界恐慌で破産した大富豪は、サーカスで曲馬師をする女性と、彼女との間にかつてもうけた幼い息子とともに、地方巡業で暮らしを立てることに。サーカス界で成功をおさめた息子はヨーヨーという人気クラウンになる。時代が大きく変わる中、ヨーヨーはかつて父が所有していた城を取り戻そうと躍起になるが…。愛するサイレント喜劇と、幼い頃から憧れたサーカスへのオマージュに溢れた代表作。トリュフォーが絶賛し、ゴダールがその年のベストテンに選出した。