間違えて下北沢に行ってしまい、また茶沢通りを歩こうと思ったけれど途中からバスに乗り移動。近くて良かった。
シアタートラムにて武谷さんが出演中のケムリ研究室『砂の女』観劇。凄かった。見逃さなくて良かった。G列センターあたり。とても良い席でした〜。
天井近くから聞こえてきた上野洋子さんの声と音で一気に安部公房の世界へ。砂穴の底の一軒家で来る日も来る日も砂と生活している女が、閉じ込められた男の存在に日々喜びを感じているのがわかる。緒川たまきさんの美しさによるもの。
プロジェクションマッピングで突如現れた一軒家、砂、砂、砂。生々しく怖いけどすごく美しい。小野寺修二さんの振付、上野洋子さんの生演奏、男の人形、楽しさてんこ盛りでした。女の家は盆。穴の上から観察する人たち、人形、光と影といい、トラムの高さも余さず。素晴らしかった。
交番の場面が楽しい。リフレイン(ある音楽が流れると、来る、来た~と)と二人の踊る場面に和んだ~。
緒川たまきさん・仲村トオルさんの演技を支える4人も素晴らしかった。男を動かす砂子たち、彼らのバックステージとんでもなく忙しそう。
充実したパンフレットが1,200円で125×210というサイズも嬉しい。
と感想Tweet。取り急ぎ。
原作:安部公房
上演台本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
音楽・演奏:上野洋子 振付:小野寺修二
オクイシュージ 武谷公雄 吉増裕士 廣川三憲
スタッフ:美術:加藤ちか 照明:関口裕二 音響:水越佳一 映像:上田大樹 大鹿奈穂
衣装:伊藤佐智子 ヘアメイク:宮内宏明
演出助手:山田美紀 舞台監督:福澤諭志 宣伝美術:チャーハン・ラモーン プロデューサー:高橋典子