まだ観ていないけれど、ケムリ研究室「砂の女」の劇評。
観てから読もうと思ったけれど、 【鑑賞眼】は誰でも読めたので読んじゃった。
初日公演のオフィシャルレポート
「今回は1962年に安部公房が書き下ろした傑作小説を原作とし、KERAが上演台本と演出を担当。『砂の女』は、KERAと緒川が長年、舞台化を模索してきた作品であり、満を持しての実現となった。出演は、緒川のほか、仲村トオル、オクイシュージ、武谷公雄、吉増裕士、廣川三憲。」
「緒川と仲村の、刻一刻と変わってゆく、ヒリヒリするような関係性。廣川、オクイ、武谷、吉増が、村人や砂の象徴“砂子”など様々な役を演じ、作品世界を豊かに広げる。音楽・演奏を担当する上野洋子のインプロビゼーションの演奏が、砂の流動性と、女と男の心の揺れを体感させる。」
ケラリーノ・サンドロヴィッチ。ケラさんコメント(一部)「安部公房は明らかに理数系の作家ですが、今回僕は、それを無理矢理文系の作品にねじ曲げたのかもしれません。自分のモードでやるしかないし。岸田國士さんの時は一作やって大ファンになったけれど、安部公房さんはまだまだ近づくには怖い所がある。やっぱり理数系だからかな。これから時間をかけて徐々に仲良くなれるといいなと思っています。」
【東京公演】2021年8月22日(日)〜9月5日(日)シアタートラム
【兵庫公演】2021年9月9日(木)〜9月10日(金)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール