はじめての東松山。同じ埼玉なのに遠かった〜横浜の方が近いなんて!プチ旅行した感じ(大袈裟です)チケット代500円(高校生以下無料!セーラー服の女の子たちもいました)5列センターで。
あらすじ「おばあちゃんに飼われていた犬の“もなか”(3歳)は、ある雨の日、知らないおじさんに連れられて、灰色の建物にやってきます。建物の中は5つの部屋にわかれていて、もなかの隣の部屋には“ジョン”(5歳)、その隣の隣の部屋には“ひいらぎさん”(7歳)がいました。新人獣医の山本さんは、動物園に就職したくて市役所の試験を受けました。彼が最初に配属されたのは動物愛護センターでした。」
東松山市民文化センターにてリーディング劇『ファミリアー』観劇。「ただのいぬ。」写真展を観て感銘を受けた瀬戸山さんが作ったリーディング劇。2001年が初演とのこと、私ははじめてでした。
俳優3人が犬と複数の人間を演じるというもの。占部さんはストーリーテラーも。なんてったって3人が上手いから(西尾さんの犬の鳴き声がリアルで可愛い)引き込まれたー。
西尾さん演じる子犬の「もなか」がいたおばあちゃんの家、連れてこられた灰色の建物の中での様子(ここでは「ただの犬」になる)、最後の海の場面まで情景が浮かんできました。
冷たい床の上での殺処分まで5日、察している犬の「ひいらぎさん」とパパとママを待っている「ジョン」と何もわからない無邪気な「もなか」の会話。飼い主と海に行ったことがある「ジョン」、おばあちゃんとテレビで海を見たことがある「もなか」。
5日=5つ置かれた椅子を一つずつ移動する3匹の犬の演出が刺さる。離婚して引っ越したら飼えなくなったからと犬を連れてきた女性に受け入れを拒否する山本さん、それからなぜ飼ったのかと。犬たちの言葉がわかったら、全ての飼い犬は家族になれるんだろうなぁ。
その動物愛護センターで殺処分の仕事をしなければならないベテラン職員の○○さん、飼えない飼い主が許せない新人獣医の山本さん。
新しい家族がつけてくれた名前は「マカロン」。ペットを家族と思って飼うことの大事さを改めて。
作・演出:瀬戸山美咲
出演:占部房子/西尾友樹(劇団チョコレートケーキ)/大原研二(DULL-COLORED POP)
原案:服部たかやす「ただのいぬ。」
照明:上川真由美 音響:泉田雄太
アフタートークは埼玉県保健医療部の獣医さんと原案の写真を撮られた服部たかやすさんに動物愛護の取り組みについてでした。
↓この子たちは新しい飼い主が見つかった子たちですって。
犬の話なのに「ねじまき鳥クロニクル」の猫Tシャツを着ていっちゃった。
乗り換えのためにはじめて降りた川越で芋けんぴと芋羊羹を買ってきた。
芋けんぴ、好きだから送ってあげよ〜。