ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『ダウト〜疑いについての寓話』プレビュー★★★★★


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シアター風姿花伝プロデュースvol.8『ダウト〜疑いについての寓話』プレビュー2日目観劇。私は映画も観ていないのでまっさらで。F列通路側。

最初から最後まで観ている側の心理(正義)も試されているような見応えある会話劇。

言葉に説得力のある亀ちゃんをあの役にしたことからもうバッチリだわ。フリン神父の登場時、思わず拍手しそうに…亀田さんの説得力がある声の説教にうなづいてしまったり。

亀ちゃんにオファーした時点で勝因です。

フリン神父のある疑惑を巡っての校長シスター・アロイシスとフリン神父が対峙する場面が素晴らしい。

シスター・ジェームスは、私たちなのね。渦中の少年の母親も、私たちだ。

「正義の遵守は人を幸せにできるのか?」

それを必要としている地元の人がいる原発の問題を思い出しました。

今回のコメディエンヌは那須さんてはなく伊勢佳世ちゃんでした。可愛かった〜。

開演前の曲から音楽もすごく合っていたなぁ。美術・照明・衣裳、どれも素敵。

www.fuusikaden.com

プレビューのアンケート回答しなくちゃ。初日まで中2日、小川絵梨子さんと俳優の皆さんのブラッシュアップが楽しみだなぁ。

作:ジョン・パトリック・シャンリィ
翻訳・演出:小川絵梨子
出演:亀田佳明、伊勢佳世、津田真澄那須佐代子

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シアター風姿花伝のコーヒースタンドは来年4月から!👏

終演後、バリスタの大豪さん😊がコーヒー淹れていました。しかも無料で😳

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演出助手として参加されている文学座の稲葉賀恵さん 

 

「繊細な繻子を、その場にいるみんなで織り上げていく作業、そこに創作の醍醐味があります
その先陣をきる小川さんのお仕事は優しくそして鋭敏です」

【12月1日追記】

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小川絵梨子×亀田佳明 風姿花伝プロデュースvol.8『ダウト〜疑いについての寓話』を語る〜世の中わからないことばかり。それに自分はどう向き合うのか、という戯曲(取材・文:いまいこういちさん)

spice.eplus.jp

「亀田さんはもう完璧すぎて、私、どうしていいかわからない。全幅の信頼を置いているし、尊敬している役者さん。それを抜きに考えても役にすごく似合っていて、決まったときは喜びがありました。」

ほんと、フリン神父が亀ちゃん🐢しか考えられないくらいです。

――小川さんは以前にも演出されているとのことですが、もちろんメンバーも時代も違うので芝居が変わるでしょうが、どんなところに重きを置いていますか?

小川「前回はシスター・アロイシスの視点でしか読めていなかったんです。個人的にはアロイシスの葛藤や苦しさ、悲しさに寄り添う部分が強かった。でも今回は、グレーであること、言葉では説明できないこと、それぞれの立場によっていろんな思いがあって一つには決められないんだよということを、はっきり言える。年齢や経験を重ねたからこそ変わったのでしょう。今はそれもわかる、でもこっちもわかる、それぞれの立場や事情があるんだよというふうに考えられるようになりました。みんなサボろうとか、悪い人になろうとか思っているわけでもない。だからこそ断罪したり糾弾しているだけではどうしても伝えられないものがあるよ、丁寧にゆっくり説明を聞きましょう、みたいな部分を自分の中に持てているんです。そうした視点で『ダウト』を見たときに、前はアロイシス中心の三角形しか見えなかったけれど、子どもたちを中心にしたもう一つの三角形が見えてきました。だから全然違った作品になると思います。」

――亀田さんは、フリン神父役です。生徒との関係への疑いから追い詰められていく役です。

亀田「現段階と、しばらく稽古を積んだ後では全然違う感想になっているかもしれないですけど、今はフリンさんに寄り添って理解してあげる人がいなくて、かわいそうだなと。僕自身が大丈夫だよって言ってあげたくなる(笑)。人間ってある一面だけを見てしまうと一色だけに見えてしまうんですけど、どうやら探っていくとフリン神父が抱える苦しみがあるように思うんです。それは演じるときに打ち出していくことではないんですけど、人の心の根っこの部分はどうしても可視化できないから、その苦しみを大事にして演じたいとすごく思いますね。」

亀田「僕は人間のことを本当に鋭く描いているような気がしています、しかも温かみを持って。一人ひとりに対して、いろいろな社会の事情から問題が起こっても問題は問題として、今われわれが生きていることと、ここで書かれている人と関わること、人を傷つけるけれども自分も傷ついちゃっていることとか、日常の人間の在りようにすごくつながると思います。みんな人間として生きているわけだから。その人間の苦しみが、この作品では、本当に前後左右どこにも行けない、ここに立っていることしかできないみたいな状況が感じられたりする。直接的な事象がつながるとかではなくて、すごく“人間”を感じられる作品になる気がします。」