ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『泥人魚』★★★

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友だちからのお誘いを受け(ご招待ありがとう!)シアターコクーンにてCOCOON PRODUCTION 2021『泥人魚』観劇。

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行けるかわからないし、昨日の今日だったので、どんなストーリーなのかわからず行って来ました。これまで観た唐さんの戯曲の中でいちばん理解に難しかった(劇団唐組は未体験)。一幕はパラパラととりとめなく進んでいった感じだったけれど二幕の方がついていけたなかぁ。唐さんの舞台に慣れていたらもっと楽しめたかも知れない。あ、オープニングの蛍一とやすみの登場は音楽も含め、蜷川さんが演出した唐作品を思い出しちゃった。

諫早湾干拓問題を題材とした戯曲。(勉強不足だったので諫早湾干拓問題を慌てて検索中)

剥がされた鱗とか湯たんぽとか目玉とかブリキとか…何のメタファーだろう。椿という名前も諫早に関係あるのかな〜。ほぼわからな買ったけれど、現地に生きる人たちのパワーを強く感じました。

2階席から見る照明と映像がとても美しくて幻想的。音楽もいい。コクーンの奥行きを生かしたラストはとても綺麗。ブリキの足ひれは七色に光り、ラストの照明は藻…海の中のようでした。シアターコクーンって本当にいい劇場だなぁ。
磯村くんが素晴らしかった。セリフがちゃんと届く。喉が心配だけど。

作:唐十郎 演出:金守珍 

出演:宮沢りえ / 磯村勇斗 / 愛希れいか / 岡田義徳 / 大鶴美仁音 / 渡会久美子 / 広島光 / 島本和人 / 八代定治 / 宮原奨伍 / 板倉武志 / 奈良原大泰 / キンタカオ / 趙博 / 石井愃一 / 金守珍 / 六平直政 / 風間杜夫

音楽:大貫 誉 美術:大塚 聡 照明:泉 次雄 音響:友部秋一 衣装:伊藤佐智子 ヘアメイク:新井健生 映像:大鹿奈穂、石原澄礼 振付:広崎うらん 殺陣:佐藤正行

ストーリー「港の町を去って、今は都会の片隅にあるブリキ店で暮らす蛍一(磯村勇斗)。店主の静雄(風間杜夫)は、まだらボケの詩人だ。陽が落ちると急にダンディな夜の詩人と化す。ある時店に現れたのは、詩人を「先生」と呼ぶ男、しらない二郎(岡田義徳)。二郎は詩人静雄の元門下生であり、蛍一とは、長崎の諫早漁港で共に働いた仲だった。干拓事業の賛否に揺れる漁港では、湾を分断する「ギロチン堤防」が内側の調整池の水を腐らせ不漁が続き、池の埋め立てに反対だった仲間の漁師が、次々と土建屋に鞍替えしていく。そんな現実に絶望した蛍一は、港の町を去ったのだ。一方の二郎は、実は港に派遣された「さぐり屋」だった。依頼主は、月の裏側を熟知しているとのたまう女、月影小夜子(愛希れいか)。二郎の裏切りを蛍一がなじっていると、蛍一を探して、やすみ(宮沢りえ)という女が現れる。少女時代、ガンさんという漁師に海で助けられ、その養女となった娘だ。「ヒトか魚か分からぬコ」と呼ばれるやすみは、ある約束を果たしに来たと言う。「人の海の貯水池で、言ったとおりの人魚になれ」と。蛍一の前で見せた片方の足には、一条のきらめくものがはりついていて──。」

井上ひさしさんが「独特の詩情と叙情とユーモア。すぐれた劇詩人で舞台の魔術師、唐十郎の集大成」と絶賛した傑作戯曲らしい。

プレゼントありがとう🎁

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ロビーラウンジのオムライス、美味しかったー!

https://www.bunkamura.co.jp/s/lounge/