2023映画初め。渋谷のシアターイメージフォーラムにて、ジャック・タチのポスターを手がけたイラストレーターで映画監督で俳優のピエール・エテックスの短編4編のオムニバス『健康でさえあれば』と、長編の壮大な年代記『ヨーヨー』を。サイレント→トーキー→テレビ……。
新年早々こんな大傑作映画を観ちゃったら後が大変です。
『健康でさえあれば』は、14分の「絶好調」のあと、「不眠症」「シネマトグラフ」「健康でさえあれば」「もう森へなんかいかない」のオムニバス。どれもユーモラスだけど物悲しく、「音」がすごく冴えていた。『ヨーヨー』は、タチ監督だけでなくフェリーニへのリスペクトも。★『ヨーヨー』は日記②に書きます。
ピエール・エテックス レトロスペクティブ①
『健康でさえあれば』「なかなか寝付けない男の一夜を描いた<不眠症>、映画館にいたはずが、幕間に流れるCMのおかしな世界へ入り込んでしまう<シネマトグラフ>、近代化が進む都市で人々が受ける弊害をシュールに描いた<健康でさえあれば>、都会の夫婦・下手くそハンター・偏屈な農夫が織りなす田園バーレスク<もう森へなんか行かない>の4編からなるオムニバス・コメディ。1966年にフランスで公開されたが、71年にエテックス自身によって再編集が施され、現バージョンに生まれ変わった。」
監督・脚本・主演:ピエール・エテックス 脚本:ジャン=クロード・カリエール
1965年/ フランス / パートカラー / ヨーロッパ・ヴィスタ / モノラル / 67分 / 字幕:横井和子 / TANT QU’ON A LA SANTÉ
© 1973 - CAPAC – Les Films de la Colombe
取り急ぎ…
健康でさえあれば TANT QU’ON A LA SANTÉ
監督・脚本・主演:ピエール・エテックス 脚本:ジャン=クロード・カリエール 1965年/ フランス / パートカラー / ヨーロッパ・ヴィスタ / モノラル / 67分 / 字幕:横井和子 ©1973 - CAPAC – Les Films de la Colombe
なかなか寝付けない男の一夜を描いた〈不眠症〉、映画館にいたはずが、幕間に流れるCMのおかしな世界へ入り込んでしまう〈シネマトグラフ〉、近代化が進む都市で人々が受ける弊害をシュールに描いた〈健康でさえあれば〉、都会の夫婦・下手くそハンター・偏屈な農夫が織りなす田園バーレスク〈もう森へなんか行かない〉の4編からなるオムニバス・コメディ。1966年にフランスで公開されたが、71年にエテックス自身によって再編集が施され、現バージョンに生まれ変わった。
併映作品『絶好調』「田舎でソロキャンプをする青年。しかし、警官に管理の行き届いたキャンプ場に行くように言われてしまう。そこは有刺鉄線で囲われた、まるで強制収容所(キャンプ)で…。当初は『健康でさえあれば』(65)の一部を成していたが、71年の再編集で外された。2010年にデジタル修復された際に、ほかの作品とともに公開され、短編として生まれ変わった。
映画監督や俳優など広く活躍、ジャック・タチの唯一無二の協力者でもあるピエール・エテックスが監督した短編含む計𝟕作を一挙公開🇫🇷🎪『ピエール・エテックス レトロスペクティブ』公式サイト
ピエール・エテックス レトロスペクティブ予告編