びっくりするくらいたくさん笑ったし、演出・フランス王・ジョン王をこなした鋼太郎さんが凄いし、今日の皆さまの一体感・迸るパワーに感服したから★5つ。
サムシングでランチしてから埼玉会館へ。『ジョン王』埼玉公演ポストパフォーマンストーク回観劇。2列目が、なんと最前列でした。シンプルな美術なので最前列でも見切れることなく、ただほんの少し水かぶり席😆
シアターコクーン以来のジョン王がまるで違う舞台になっていてびっくり。鋼太郎さんジョン王(イギリス王)に東京公演ジョン王・吉原光夫さんのデリケートさはなく自由奔放😳(小栗くん曰く「乱暴」)チュー多い、水バチャバチャ多い、ヒューバートにはチューと鞭、枢機卿の帽子は宙を舞う…。飛び蹴り合うジョン王とコンスタンス…。鋼太郎さんのジョン王にコンプライアンスの文字はありません(私は気にしませんよ。KING JOHNは英国史上最も悪評の高い王ですし💦)。カオスです…
笑って笑って、笑って、賢くて歌うまくて可愛いアーサー(今日は佐藤凌くん)と心優しいヒューバートにホロリと泣いて…。
『ジョン王』って地味な戯曲だと思うから、こんなに楽しくなると思っていなかった。オールメールの良さが東京より増していたわ。
コクーンのときは立ち位置が細かく決まっていたらしいけれど、もはやバミリも意味ないみたいでした🤣。小栗旬くんの私生児フィリップが歌うところは小栗旬でいいと鋼太郎さんに言われたとか(アフタートークより)… まぁ赤いパーカーとデニムでプランタジネット朝時代のイギリス王の前に現れ貴族の仲間になり戦争に巻き込まれ、やがて甲冑を脱ぎ捨て、どこかへ帰っていきますからね。きっと戦争のない場所へ。
終演後、星乃珈琲店で閉店時間まで友人たちとおしゃべりしていたので取り急ぎ。とTweet。
後で書きます。
<登場人物>
小栗旬 フィリップ・ザ・バスタード:ジョン王の兄、リチャード獅子心王の私生児。
吉田鋼太郎 ジョン王:イングランド王。中身がなく、残忍で優柔不断な男。
中村京蔵 皇太后エリナー:亡きヘンリー2世の妃で、ジョン王の母。
玉置玲央 コンスタンス夫人:幼きアーサーの母。アーサーを王にするため、フランスを頼る。
白石隼也 ルイ皇太子:フランス王の息子。冷静な野心家。
高橋努 ヒューバート:ジョン王の腹心。ジョン王の命でアーサーに同行する。
植本純米 ブランシェ:ジョン王の姪で、スペインの王女。ルイ皇太子と結婚する。
櫻井章喜 フィリップ2世:フランス王。正当な王位継承者アーサーを支持し、ジョン王と戦う。
間宮啓行:アンジェの市民1
廣田高志:枢機卿パンダルフ
塚本幸男:アンジェの市民2/ポンフレットのピーター/ガーニー
飯田邦博:フォークンブリッジ夫人/死刑執行人1/メルーン
坪内 守:ソールズベリー伯爵
水口テツ:オーストリア公爵リモージュ
鈴木彰紀:ベンブルック伯爵
堀 源起:エセックス伯爵
阿部丈二:シャチオン
山本直寛:王子ヘンリー
續木淳平:ロバート・フォークンブリッジ/死刑執行人2
大西達之介:ノーフォーク伯爵ビゴット
松本こうせい:殺陣出演
酒井禅功/佐藤凌(Wキャスト)五味川竜馬
演奏:サミエル 武田圭司/渡邊達徳 熊谷太輔/渡辺庸介
作:W.シェイクスピア 翻訳:松岡和子
上演台本・演出:吉田鋼太郎(彩の国シェイクスピア・シリーズ芸術監督)
美術:秋山光洋 照明:原田 保 音響:角張正雄 衣裳:宮本宣子
ヘアメイク:大和田一美 擬闘:栗原直樹 音楽:サミエル
演出助手:井上尊晶 菅野将機 技術監督:小林清隆 舞台監督:倉科史典
制作:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団/ホリプロ
企画:彩の国さいたま芸術劇場シェイクスピア企画委員会
ポストトークで話していましたが公演の賛否両論は良いことだと私も思います。進行役の純米さんが着ていた「私生児のセリフ入りTシャツ」可愛かった〜。
彩の国シェイクスピア・シリーズ『ジョン王』配信概要horipro-stage.jp
シアターコクーンで観た彩の国シェイクスピア・シリーズ『ジョン王』★★★☆
おやつ、ありがとう。
アフター・ジョン王。