早退してシアタートラムにて『ブレイキング・ザ・コード BREAKING THE CODE』4回目観劇。C列(2列目)の最初に亀ちゃん(亀田佳明)が目の前に立つ、いえ何回も立つ、パブのテーブルの前の席で。
(終盤の)ギリシアのコルフ島でのチューリングとニコスのイチャイチャ場面大好き❤。足の裏こちょこちょくすぐったり、ペタッとくっついたり可愛い、キスも可愛い。アランの親友クリストファーとギリシャ人のニコス、二役の田中亨くんがほんと癒し。アランのお相手が若い子ばかり(実際もかな?)だったのは、シャーボーン(パブリックスクール)時代の親友であり大好きなクリストファーが18歳で亡くなったからなんだろか。アランとクリス、アランとニコスの幸せなシーンが大好き。最後まで舞台上にクリス(の帽子)(の心)が一緒にいるってことに幸せを感じる私。
(撮影:杉能信介さん)
戯曲の場面転換の構成(時空が飛ぶのを前のせりふで繋げる)にも痺れます。最高。好きすぎて胸がいっぱい。お腹はペコペコと帰りの電車で感想Tweet。
場面の流れ的にノルウェーのキールの話をジョン・スミスにしたのってパットだと思うのだけど、そうだったら何故だろう。事情聴取されて何気なく話したのかなぁ。
スミス氏がサンドイッチの入っていた紙袋を2回踏む、あのガサガサ音がほんと嫌い。アランの心が踏みつけられるみたいで💢。ほんと、ずっと奈落にいて!
亀ちゃんのアラン・チューリング。覚えた大量のせりふを言っているという感じが一切なく、自分の言葉で喋っているとしか思えないよぉ。ノックスと会話する場面も全部好き。それが他のキャストの皆さんも同じ。ちゃんと対話してる。そういえば、対話でなく会話があるのはママのサラが入る場面だけだな。
成河くんが言う「翻訳劇の喋り言葉」がうまくいっている。翻訳が「ラビット・ホール」と同じ小田島創志さんですし。
はじめてC列で観たら、舞台を見上げるかたちになるから上にある蛍光灯の色や、ネクタイの細かな柄までしっかり見えた。チューリングのこのワイシャツの色、綺麗なペパーミントグリーンだったのね。
(撮影:杉能信介さん)
第2次世界大戦中の英国の暗号解読拠点ブレッチリー・パーク (Bletchley Park) の同僚パットのクラシックなワンピースの花柄も確認。ロンのピンクのシャツの柄はG列でも見えました〜。衣裳がどれもステキなの〜。(撮影:杉能信介さん)
ノックスさんのことも追記して書きたいなぁ。
ノックス役の加藤敬二さんと母サラ役の保坂知寿さん。こんなに説得力がある上手い俳優を知らなかった… 劇団四季にいたというからか。四季の舞台は一回しか観たことないので。
ディルウィン・ノックスはディリー・ノックス Dilly Knox(1884–1943)、パット・グリーンはジョーン・エリザベス・ラウザー・マレーJoan Elisabeth Lowther Clarke がモデルでしょうか。
ジョーン・クラーク - 晩年と死 - わかりやすく解説 Weblio辞書
★膨大なセリフをものともせず主人公の多面性に迫る亀田佳明 ゴーチ・ブラザーズの「ブレイキング・ザ・コード」日刊ゲンダイDIGITAL
★会社にある読売新聞夕刊📰から「チューリング役は文学座のエース・亀田。」って祐成秀樹さんの劇評に。そう、愛の物語です😍
前にも載せたけれど。舞台『ブレイキング・ザ・コード』ダイジェスト映像
『ブレイキング・ザ・コード BREAKING THE CODE』3回目私の感想。
★ちなみに… 4年前のこちらも20〜80歳まで演じています。亀ちゃんこと亀田佳明さま。
文学座9月アトリエの会『かのような私-或いは斎藤平の一生-』★★★★★
【4月19日夜 追記】めったに褒めない(ような気がしている)ニシサトシさんが…
しかし(器より)何より俳優がよかった。皆よかった。四季出身俳優のグレイトさ。堀部さんもよかったなー。キャスティング者に喝采。コレただ一本の芝居の勝ちじゃない。本来こうあるべきよね?俺たちの道は。みんなキャラメル好きとする。でもチャーハンの具には入れんでよ!(何の話か伝わるか?)
— ニシサトシ🍇 (@nishi_satoshi) 2023年4月19日
嬉しい
ここまで亀田さんの名を出さずにブレイキングザコードしてきたが、もちろん、主演の彼が、素晴らしかったです。プロフェッショナルだ。よい意味で、マシンみたいだ。何もかも(アランチューリングのように)知ってるかのように、見えたもん。
— ニシサトシ🍇 (@nishi_satoshi) 2023年4月19日